こんなことがありました

お知らせ 友達だから ~特別の教科道徳~

 先日、道徳科の授業で、4年生は友達について考えました。 

 主人公は友達転校した大の親友から手紙をもらいます。しかし、58円の料金不足。不足料金は主人公が払いましたが、このことを親友に伝えるべきか悩みます。お母さんは相手の気持ちを傷つけないために伝えない方がいいと言い、お兄さんは同じ間違いを他でもするかも知れないから教えてあげた方がいいと言い、主人公は困ってしまいます。

 4年生は「心メーター」を使って自分の考えを表しました。お礼だけ:7人、どちらかというとお礼だけ:1人、どちらかというと教える:1人、教える:2人、と考えは分かれました。

 なぜそう考えたのか、友達どうしで意見を語り合います。

 主人公や親友の考えを想像しながら話し合っていくうちに、子どもたちは、本当の友達なら分かってくれるのではないか、帰って教えてもらった方がありがとうという気持ちになる、という考えがふくらんできました。

 「心メーター」で立場を明らかにして話し合いましたが、子どもたちは「本当の友達とはどんな関係なのか」について考えが深まりました。本当のことを言うと相手を傷つけてしまうと考えていた子どもたちも、立場を変えると、教えてもらった方がうれしいということもあることに気づきました。

 話し合いを通して、「本当の友達」について考えを深めた4年生でした。