こんなことがありました

お知らせ 長く使うために ~6年 エネルギー出前教室~

 1月27日(月)、常磐共同火力勿来発電所のみなさんをお招きして、6年生でエネルギー出前教室を行いました。

 発電のしくみや勿来共同火力勿来発電所で起こしている電気のことなどを教えていただいたあと、一人一人、3種類の「発電」を体験しました。6年生は、理科の学習で発電について学んでいましたが・・・。実際に人の力で電気をつくることはとてもたいへんな仕事でした。

<風力発電>

 うちわであおいだり走り回ったりしてモーターにつけたプロペラを回して発電を試みましたが・・・。ブザーが鳴るのが精一杯。

<太陽光発電>

 この日は曇り空。太陽は見えていましたが、ぼんやりした光では、こちらもブザーが精一杯。投光器の光を当ててモーターを回したりLEDを点灯したりしましたが、投光器から離れるとうまくいきません。

<手回し発電機・自転車型発電機>

 一番うまく発電ができたのは、手回し発電機です。豆電球がたくさんつきました。また、「ペルチェ素子」に電気を流すと、冷えたり温まったり。そして自転車型発電機にも挑戦。うまく発電できましたが、その分かなり疲れました。

 そして、班対抗「手回し発電機で100ワット電球をつけよう」。

 優勝は女子チーム。どの班も数秒で100ワット電球を点灯していました。手回し発電機を壊してしまうほどの熱戦でした。

 最後に講師の方から、「発電のために使う燃料は限りある資源。私たちの生活になくてはならない電気エネルギーを、これからも、長く長く使っていくためには、石油、天然ガス、石炭、ウランのバランスを考えることが重要。常磐共同火力では、二酸化炭素排出をできるだけおさえつつ、必要な電気を効率よく安定して、長く長く供給できるよう、設備面で工夫している。では、みなさんは、どんなことができるでしょうか。」という問いかけがありました。

 子どもたちからは「電気のむだ使いはしない。」「使わないときはスイッチを切る。」といったつぶやきが聞こえてきました。

 「発電」を体験し、まさしく身をもって、発電のたいへんさ、電気の大切さについて実感を伴って学んだ6年生でした。