こんなことがありました

ハート 未来マップ ~6年職業体験講座~

 11月8日(木)3・4校時に、6年生で、専門学校の先生をお招きして、職業体験出前講座を行いました。

 本校では、キャリア教育の一環として、実際に学生の進路指導に当たっている専門学校の先生をお招きして、仕事を含めた将来の生き方について考える授業を行っています。   

 授業では、「学制・労働者」「市民・年金生活」「子ども・家庭・親」「趣味を楽しむ」の4つのキーワードで、自分がやってみたいことや連想した言葉などをスケッチブックに書きイメージマップをつくりました。そして、自分の将来の姿を「未来ノート」に書き、その実現のためにどんなことをしたいか考えました。

 「未来ノート」に書いたことは、授業の終わりに代表児童が発表したのですが、授業のまとめで、講師の先生がおっしゃった言葉にビックリしました。講師の先生は、

「今日書いたことは、この授業が終わったらすべて忘れてください。」

とおっしゃったのです。そして、こうお続けになりました。

「今日皆さんが使ったスケッチブックとペンは差し上げます。皆さんは日々成長しています。その時々で、自分に合った未来を描いてください。」

 先生がお帰りになるとき、最後の一言に驚いた話をしたところ、先生は、

「仏教の教えにもあるように、自分のあるがままを認めることから始まります。」

と一言。職業病でしょう、悲しいかな私など、話をするといつも説教じみてしまい反省ばかりです。

 未来は大人が示し与えるものではなく、「子ども自身が、悩みながらも選び自らつくり上げていくもの」ということに改めて気づかされた、私にとってもたいへん有意義な時間でした。