こんなことがありました

2・5年生、演劇ワークショップ始まる!

2年生と5年生を対象にして昨年から始まった演劇ワークショップ。今年は2年生3回、5年生5回シリーズで実施します。9月12日(火)は各学年の第1回目。こちら2年1組の様子を紹介。

本日の講師は、舞台演出家でありワークショップファシリテーターの第一人者わたなべなおこ先生(なおちゃん)と俳優の榊原毅先生(ばらさん)。二人と出会った子どもたちは、早速養生テープをもらって四角いスペースづくりへ。何だか分からないけど指示された通りに子どもたちはノリノリで楽しそうに活動していきました。

「はい完成!ここが今日の演劇のステージです!」とのこと。えっ、このステージで何をするの?と興味津々の子どもたち。「今日は、このステージで何かに変身してもらいます!何をしているか分かった人は手を挙げてくださいね!」ということで、まずはなおちゃん先生がお手本を。ステージに入った瞬間、何かに変身!そのリアルな演技、さすがホンモノの演出家!さて、なおちゃん先生は何に変身したのでしょうか?

ステージから出て素に戻ったなおちゃんチャン先生。「何に変身したかわかった人!」の呼びかけに、答えたくて仕方がない子どもたち。「それでは全員で!」ということで、大きな声で猫!と回答、「大正解!」をいただき大喜びとなりました。

ばらさん先生も負けじと本気の変身でございます!

答えは「ロボット!」。これまた動きのリアルさに子どもたちも大喜びでございました。「それでは演技してみたい人は?」となりまして、子どもたちは次々と手を挙げて変身していきました。それぞれ何に変身したか分かりますでしょうか?

「猿」から始まり、「かわいい犬」「アザラシ」「うちの騒がしい犬」、中には「新幹線!」に変身した児童もおりまして、演劇ならではの変身っぷりにみんな笑顔になりました。演技の途中で何に変身したかに気付いて、おいでおいでと呼び掛けたり、餌をあげてみたりと’即興’が加わっていって、それも含めて演技を発展させていく子どもたち、お見事でございました! 

そしてこのワークショップの大事なところ。それはホンモノの表現の世界で活躍しているお二人からホンキのコメントをいただけるところ。それぞれ演技が終わったときに、見ていた子どもたちの意見も引き出しながら、一人ひとりのよさや輝いていたことをどんどん見つけて、伝えていってくださいました。言われた子どもたちはもうそれはそれはニンマリでございます。自己理解を深め、互いの個性を認め合うことに大いにつながっていることを実感しました。

ということで45分はあっという間に過ぎてしまい、最後は一本締めで終了。ネームシールをばらさん先生に貼り付けて、子どもたちはにぎやかに教室に戻っていきました。また次回ね!

この演劇ワークショップは、昨年、子どもたちの声が小さいな、コミュ力が弱いな等、コロナ禍による「失われた体験の機会」を克服しよう!との願いの下で実施。その結果、やり抜く力や協働性といった非認知能力に効果がありました。今年は、本校の育てる4つの力の育成へとシフトチェンジ!回数も増やして実施して参ります。