こんなことがありました

豊作を願う!「長倉田んぼの田植え!」

5月30日(月)、5年生による長倉田んぼでの田植えを行いました。常磐公民館によるパートナーシップ事業で、コーディネーターの今野先生より、改めてお米を育てるためのストーリーやポイントをご教示いただきました。そして、その道のプロの登場!今年も地元で農家を営む大樂さんより、田植えの秘訣を伝授していただきました。今は小さい苗も、育つとこーんなになるんだよ!

また、苗は、今年も柳沼さんよりご提供いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

そして、いざ長倉田んぼへ足を踏み入れました!

代かきの時に、裸足で田んぼに入ったとは言え、水を張った水田に足を踏み入れるのには、なかなか勇気がいるようです。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」は、1969年に月面着陸を成功させたアポロ11号のアームストロング船長の言葉ではありますが、同じ思いを抱いていて田んぼに着陸?していきました。

交代で田植えを行いました。上手に苗を立てるために、何より姿勢を整えようと試行錯誤、後ろに移動しようと悪戦苦闘。当然ほとんどの児童がはじめての田植えですからそれでよいのです。自分の頭で考え、いろいろ失敗して、何度かチャレンジしていくうちに上手くなっていくものです。お互い励まし合う余裕もなく、目の前の作業に夢中になる姿を見ることができました。きっと農家の皆さんの苦労や技のすごさも実感していくのでしょう。今野先生も子どもたちをまるで孫?のように、やさしく米作りの世界へと導いてくださいました。

勢い余って顔から田んぼへ!というお約束のシーンを見ることはできませんでしたが、作業を終えて子どもたちは「楽しく作業ができました」「足が取られて、手も入っていっちゃって、どうにもこうにもでした」「無事に田植えができてよかったです」といったコメントが。充実した表情が印象的でした。

そして、柳沼さんより、「さなぶり」と記された飲み物をいただきました。「さなぶり」とは、田植えの慰労や豊作祈願を込めておこなったお祝いごとを言います。柳沼さんのお心遣いに改めて感謝するとともに、この「さなぶり」の意味を子どもたちにしっかり伝えて生きたいと思います。

そして、やはりその道のプロの存在は大きい!のです。子どもたちの作業の様子をジッと観察し、修正点をさりげなく指示する大樂さんの姿。苗の状態こそ第一!と、しっかり作業をコントロールしてくださいました。授業の最後の最後に見せてくださった大樂さんの立ち姿、堂々としていて素敵です。わたしも大樂さんのように「背中で語れる人」になりたいと思うのでありました。