こんなことがありました

見学学習、5年生編

最近、イノベーター(革新者)になる!という野望を抱き始めた5年生、グローバル企業の日産自動車いわき工場とかつて日本の産業を支えた常磐炭田の様子を今に伝えるみろく沢炭鉱資料館を訪問させていただきました。まずは日産いわき工場へ。最先端のクルマづくり・エンジンづくりについてご説明いただきましたが、やはりものづくりの基本は職人技!

工業高校さながらのものづくりを体験させていただき、安全!信頼!の意味についてご教示いただきました。

こらこらそこの小学生諸君、無免許運転でしょ!

続いて、内郷地区の弥勒沢へ。ここは石炭発見の地であり、炭鉱とともに歩んできた本校のルーツでもあります。館長の渡辺先生やいわきヘリテージ・ツーリズム協議会遺産案内人の菅野先生をはじめとする皆様にお世話になりました。まずは、実際に手掘りをしていた頃の’穴’へ。今でも石炭が露出しています、お~すげー!

それでは石炭を燃やしてみましょう!ということで着火。わくわくしていた子どもたちでしたが、石炭を燃やし始めると「うぇ~!」と悲鳴を上げて...。そうなんです、石炭は一度燃えてしまえ気になるのは煤くらいなのですが、着火時は何とも言えない匂いが発生するんですね。「むがしは、火をつける仕事は子どもの仕事だったんだ!」便利な時代になったことを実感しましたね。 

続いて、炭坑内での明かり=カンテラの学習。アセチレンランプの仕組みはまさに化学のお話でございました。それが電池式となって...というご説明。「昔の人ってすごいな!」と先人の発想・知恵に感心しておりました。資料館内の展示はすべていわき市の文化財、お宝!子どもたちにお宝=ホンモノと直接出会わせることの大切さを再確認いたしました。しっかりメモを取っていましたね!

内郷地区は先般の台風13号で災害が起きた地域でもあります。直後にもかかわらず、私たちの学習を中断させず、受け入れてくださった皆様に感謝申し上げます。5年生は、これからもう少し炭鉱について深堀していく予定です。