大休憩、5年生はさっそくため池に出てきて...
先週のことになります。大休憩の時間、5年生は魚とり網を手に颯爽と長倉田んぼ脇のため池へとダッシュ!何をするの?ということでついて行ってみると、メダカすくいをするのだそう。
5年生の理科「動物の誕生」では、「魚を育てたり人の発生についての資料を活用したりする中で、卵や胎児の様子に着目して、時間の経過と関係付けて調べ、動物の発生や成長について捉えるようにする(学習指導要領より)」という学習にチャレンジします。その一環でメダカ育てをスタートさせるのだそう。子どもたちはため池にメダカがいることを知っていたのですね。にぎやかに池を囲むと、当然メダカさんたちは中央付近に避難。なかなか捕まえられない中で、「チャレンジし続ける力」を使ってアイディアを出し合い、追い込み法でメダカの捕獲に成功しました。
次の日、5年生の教室を伺うと、水草を入れた水槽にメダカが泳いでいました。「なんで水草入れたの?」「酸素、酸素!それとメダカが食べるって!」とのこと。これからの学習でさらに語彙が増えていく予感がしました。
さらに後日、教室にうかがうと、なんとメダカが卵を産んだというのです。卵は大事に個室?へと移されていました。この経緯について、集まってきた子どもたちは「私が話す!」「私が言う!」等と言い合いをしながら、あれこれと説明してくださいました。この時、子どもたちは夢中になって「私の考えを見つける力」「私を表現する力」を使っていましたね。
さらに19日(水)に教室にうかがうと、卵が増えたとのことで個室が増えていました。「卵は何日くらいでふ化するの?」「えーと...」ということで、すぐに教科書を開いて「9日って書いてあります」と答えてくれました。すぐに教科書を頼るところ素晴らしいですね!そうすると卵がふ化するのは来週でしょうか。
きっかけは担任の先生が教室に水槽をドン!と置いたことだったとのこと。好奇心旺盛な子どもたちは、たった数日でメダカを中心としたアクティブ・ラーニングを実践してきました。お見事。タブレットを活用して観察記録を綴っていくと、オリジナルの教科書が出来そうですね。まだまだ学ぶことの楽しみは尽きませんが、まずは子メダカさんの無事の誕生を心待ちにして参りましょう!
自然豊かな長倉小ならではの学び、今年も健在でございます!
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