こんなことがありました

畳の上でのおはなし会2023、4年生編

10月24日(火)、図書館ボランティアの皆さんによる「おはなし会」を開催。畳の上!がウリなんです。4年生もこうして上履きを脱いで、リラックスした雰囲気で聴かせていただきました。本日のラインナップはこちらでございます。

まずは大型絵本「ここが世界一」。美しい写真とともに世界の高い山、広い砂漠や川等々が紹介されていきました。その中でもやっぱり富士山の美しさが際立っていたでしょうか。でもその2倍以上の標高のエベレストの高さには思わず「すっげー!」のつぶやきが。社会科の地図を思い浮かべながら、自然のスケールの大きさ、ダイナミックさを感じ入ることができました!

 続いて「ごちゃまぜカメレオン」。初めは「カメレオンのお話ね」と軽く思っていた子どもたち。カメレオンが無い物ねだりをしていくうちに体も色もへんてこりんな姿になっていく様を見て「お~!」「マジかよ!」「おもしれー!」と声を上げて喜んでいました。エリック・カールさんによるコラージュの技法で表現されたカメレオンの姿がさらに子どもたちの心をいっそう躍らせていましたね。

次に中国の昔話「むかしむかし とらとねこは」。虎が身近な存在である中国ならではの物語ですね。こちらの大島英太郎さんの挿絵も素晴らしく、擬人化された虎と猫、それぞれの立場の表情が見事に表現されていて子どもたちの心に刺さりましたね。集中してストーリーを追いかけていましたね。クライマックスの猫の賢さにみな納得でございました!

続いて沖縄の小学1年生が書いた詩「へいわってすてきだね」。長谷川義史さんの温かみのあるイラストが平和の大切さを視覚に訴えかけてくれます。そしてボランティアさんの語りが素敵。子どもたちにもきな臭いニュースが届いている昨今、子どもたちなりに平和がいい!平和になれ!って考えている様子がうかがえました。

最後の大型紙芝居「おとうさん」は、親子の絆を実感させてくれるインドネシア・スマトラ島の民話。物語を読む4名のボランティアさんの技によって、子どもたちの頭の中は、魔物の名前「マンガラン・グリーン・ベクー」がぐるぐると。迫力あるストーリーに夢中になって思わず正座をしちゃったりして。物語の顛末を聞いて、よかった!よかった!となりました。

最後はボランティアの皆さんからお楽しみのプレゼント。手をあげた児童を前に招いて、「ブタさんが真ん中の部屋に居るけど、3回まわると移動するのよ!では回ってみて...」ということで「はい!あーら不思議!」。子どもたちも何となく顛末は分かっていたものの、実際に見てみるとビックリ!でございました。その名も「ふしぎな部屋」とのこと。一人ひとりプレゼントされて大喜びでございました。 

どういうこと?っていう方もおりましたが...。

今回もボランティアさんの緩急のある読み聞かせのテクニック、お見事でございました!笑顔で教室に戻っていく4年生、心にしっかりとビタミンが注入された模様。ありがとうございました!