こんなことがありました

畳の上でのおはなし会2023、6年生最終編

2月13日(火)、図書館ボランティアの皆さんに今年度最後、そして6年生にとっても小学校生活最後のおはなし会を行っていただきました。本日のラインナップはこちら。

棚の上には十二支の人形が並んでいて「みんなは何年生まれ?」「卯!辰!」「では十二支を言えるかな?」「微妙...」との会話、子どもたちの心を温めてくださってから、「では1冊目『オレ・ダレ』ね。どんな動物が出てくるか当ててみて!」ということで本日の読み聞かせスタート!

暗闇の中に次々と登場してくる動物たち、「オレは◯◯が得意なんだ...」という自慢話?をヒントに「猿じゃない?」「いやエビだよ!」とか言いながら絵本の世界に入り込んでいきました。正解を聞いて「やっぱりな!」「そっちか!」と一喜一憂。子どもたちはの好奇心・想像力を見事に引き出してくださいました。

 続いて「おこる」。毎日怒られてばかり、どうして僕は怒られるの?そして人はどうして怒るの?という問いが自分の生き方を見つめさせてくれます。間もなく小学校を卒業する6年生に向けたボランティアさんのメッセージでしょうか、みんな幸せになってね!って。

つづいて「ごちゃまぜカメレオン」。エリック・カールの絵が素敵!子どもたちからも「読んだことある!」の声が。周りの環境に合わせて体の色を自在に変えることができるカメレオン。あれもいいな!これもいいな!ということで次々と体を変化させていくととんでもない姿に変わり果ててしまい...。初めは面白がってみていた6年生、次第に「あの生き方はちょっとよくないな」とのつぶやきが。そうですね。ここでも、自分を見失わないでね!あなたにはあなたにしかない魅力があるのよ!というボランティアさんのメッセージが聞こえてきましたね。

大型絵本「きつねのでんわボックス」は優しい時間が流れていきましたね。子を思う親心に触れるストーリーとともに、ボランティアさんの読み方がとっても素敵で、より大きな感動を味わうことが出来ました。私も久しぶりに実家に電話してみようかな...。

ラストは「You are the only one, but never a lonely one.」=「ひとりぼっちじゃないんだよ」。1匹のアリさんがたくさんの動物との出会いう中で気づいたことは何だったのでしょう?この絵本は「東日本大震災の折に世界中から寄せられた温かな支援や激励に対しての感謝の気持ちを届けたいという想いをきっかけとして生まれました」というお話も印象に残りましたね。まさにボランティアさんから6年生へのエール!ですね。

登場する動物には、日本語も含め3カ国語で表記してあります。ということで「皆さんは、これから本格的に英語を勉強するから、登場した動物を英語で言ってみて!」と代表2名が前に出てチャレンジ!中学校の学習に思いを馳せておりました。

最後のご挨拶、「みんな大きくなったね。畳の上に入りきらないわ!背が高くなって見上げちゃうよ。これからも本をたくさん読んで、勉強もして、大きく立派になってください!」とのお言葉、そして心のこもったプレゼントをいただきました。6年生、いつも以上に元気に「ありがとうございました!」との挨拶で感謝の気持ちを伝えていました。

これまで6年間、読書は心のビタミン!頑張って!と温かく見守り続けてくださったボランティアさんに改めて感謝いたします。ありがとうございました。