6年生、「香りが美味しい!」
どうですか、この少年のリアクション!そして黄金色の出汁!
2月8日(水)、食育の一環として発酵食品に注目した学びを展開してきた6年生、今回は講師に城山平安荘の鈴木伸明先生と松本先生をお招きして「出汁出前教室」を実施しました。子どもたち、これまで鰹節等の学習をしてきましたので、どうすると出汁になるのか興味津々。先生の説明を聞いて、サポートしていただきながら作業を進めていきました。
まずはホンモノの出汁とは?ということで鈴木先生が天然上級利尻昆布とカッチカチの鰹節で出汁取りのデモンストレーション。徐々に美味しい香りが立ってきて「おー!香りが美味しい!」との名言が。そして一番出汁を味わわせていただきました。「うん!旨い!」
「出汁だけでこんなに美味しいのか!」との声があちこちで。それでは!ということで、子どもたちのチャレンジがスタート。まずは鰹節を削ることから。
そして鈴木先生のご厚意で天然上級利尻昆布と鰹節を使って出汁取りへ。鈴木先生の「お湯は沸騰させてはいけないよ。タイミングが大事!」という教えを念頭に置いて、お互い声を掛け合い、確かめながらの一番出汁をとる活動へ!
すると徐々に「おー!この香りこの香り。成功だね!」の声、嬉しそう。しかし、これだけにとどまりません。取り出した一番出汁に、今度は地元醸造店から仕入れてきたお味噌を投入!すると「これはやばい!さらに香りが美味しくなったよ」との声が。さらにさらに、具材はわかめにしよう!ということで新鮮わかめを投入すると、もはや子どもたちの心はとろけてしまいました。「これはだめだ!香りだけでお腹いっぱいだわ!」とため息交じりで...。
「いただきまーす!」といざ実食!その時の表情が冒頭の少年のリアクションです。笑顔を通り越して放心状態?「本当に美味しいね!」の声があちこちから聞こえてきて幸せそう!
この後、「出汁で使った鰹節も食べられるのですか?」の質問に鈴木先生「もちろん!」。「じゃぁ昆布もですか!」「もちろん!」。ということで特製おかか・昆布入りのレシピをご教示いただき、こちらも実習させていただきました。砂糖と醤油を入れて、焦がさないようにかき混ぜてと...。多少労力を使いましたが、ごまを振りかけて出来上がったおかかを味見したら、当然「ご飯が欲しい!」となりました。
子どもたちの感想。「出汁なんてどれも一緒でしょの予想は大きく外れた。しっかり下準備をするだけであんなに美味しくなるなんて!」「茶碗蒸しにも出汁が入っているとはびっくり!」「出汁づくりがこんなに楽しいのか!」「出汁の違いがわかるようになりました」「ひと手間ですね」「おかかふりかけはSDGsにもつながる!」「ふりかけが美味しすぎて...」「お母さんと出汁のクイズをしました」「今度は椎茸や煮干しを使ってやってみたい!」「家族に食べてもらったら『毎日つくって!』と喜んでもらいました。これからお味噌汁担当は私がやります!」
そして、「先生から『上手だね』『こうするんだよ!』の声かけが嬉しかったです」「先生みたいに素晴らしい人になり楽しい人生を歩んでいきたい」とのコメントも。お二人の人柄も子どもたちの励みとなりましたね。
プロからの学びを通して、子どもたちの世界はどんどん広がっています!間もなく卒業を迎える6年生のキャリア形成の面で、もうひと伸びさせたいと取り組む担任の先生に改めて感謝でございます。
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