こんなことがありました

5年生、JAMSTEC研究者に地球環境を学ぶ!

2月26日(月)の5年生、国立海洋研究開発機構(JAMSTEC)研究員の佐藤洋太先生による最前線の研究についてご講義いただきました。まずはJAMSTECのご説明。主に海を研究フィールドとし、気候変動や地震、海底資源等の調査研究を行っていますとのこと。

その中で佐藤先生は、水や氷河に注目して地球温暖化等に関する基礎研究を行っていて、これまでヒマラヤ、モンゴル、アラスカを中心に世界中を回っているというお話に、子どもたちは頭の中に世界地図を描いてホンモノの研究者だ!を実感していきました。

そしてご提示いただいた写真や映像にも説得力がございました。まさに冒険者!特に酸素濃度が低い中を歩いている時の苦しい呼吸音、氷河の裂け目(クレバス)を探りながらの前進、命懸けでございます。一方で、大変な思いをして目的地に到着し、観測しているときの充実した表情、同僚やシェルパさんとの楽しい時間を過ごしている様子も。

子どもたちは佐藤先生の活動に興味津々。一言一言を聞き逃さないようにと話を目で聞き、準備していたメモ用紙いっぱいに、そして裏面にもびっしりと記録していました。

また、佐藤先生から研究者の魅力として、①認められれば自分がその道のパイオニアになれる!②現地調査ということで世界中を見て回ることが出来る!③世界中に友人が出来る!とのこと。そして夢を叶えるために、①興味や好奇心を広く長く持ち続けること!②他の人と協力すること(助ける!助けられる!)③英語も大事だけど国語・文章を書くことがベース!というメッセージをお話しくださいました。最先端で活躍している佐藤先生の言葉、私もとても勉強になりました。

じつは5年生、昨年11月21日(火)にJAMSTECのオンライン授業を受講し、その活動の概要は理解していましたが、佐藤先生のご講義によってさらに具体的に理解を深めることができました。質問コーナーでは、Q.危険だったことは何ですか?A.山奥でオオカミか?と思って驚いたがハスキー犬でした...というエピソード話には笑いながらもスゴいことよね!って。氷河のこと、酸素濃度のこと、地球温暖化について個人で出来ることは?等々が話題となりました。

最後に佐藤先生からメッセージをいただき記念撮影。好奇心旺盛な5年生、今日もホンモノと出会って目線は未来に!そして地球環境問題について思いを巡らせていました。ぜひ研究者の道へ!佐藤先生、お忙しい中ありがとうございました。

私と一緒に佐藤先生のご講義を拝聴したベテラン先生、地球の未来のためにすごいわね!命は大切にね!って、まるで我が子を思うかのように温かな眼差しを送る姿にも深く感動いたしました。