こんなことがありました

5・6年生、おでかけアリオス「長瀬賢弘先生ピアノコンサート」に学びました!

12月6日(水)、いわきアリオスのミッション「おでかけアリオス」。5・6年生を対象にいわき市小名浜出身のピアニスト長瀬賢弘先生によるピアノコンサートを行っていただきました。

今日は、プロコフェエフの作品を中心に演奏してくださいました。長瀬先生に、曲が生まれた背景を丁寧に解説していただいたことで、子どもたちはそれぞれの演奏に心を寄せることができ、音楽を鑑賞するポイントや楽しさを学ぶことができました。

コンサート中盤、「ピアノの響板の効果」についてのレクチャーが。「今から皆さんにピアノの下をくぐってもらいます。どんな感じだったか、あとで聞かせてくださいね!」とのこと。子どもたちは「えー!どうなるの?」と声を上げながら、「ではどうぞ!」ということで、ピアノの下を恐る恐る...。

「おー!」「鼓膜が破けそう!」「本当だ、音が降ってきた!」「音波だ音波!」「ピアノの音が頭の中で響いた!」等々の感想。滅多に味わえない経験をさせていただきました。

次に子どもたちは4つのグループに分かれ、それぞれ新聞紙・ビニル袋・ダンボール・ヤクルトマラカスを手にして...。これらを楽器にして長瀬先生が演奏するオペラ「『3つのオレンジへの恋』より行進曲」に合わせてアンサンブルにチャレンジ!「なんかいいよね!」の気分を味わい、演奏に参加する楽しさも味わうことができました。

長瀬先生は、5歳の時にピアノと出会い、それ以来「自分の宝物」となって海外への留学にもチャレンジしてピアノ演奏を探究してきたとのこと。子どもたちにも「自分の宝物」を大事にしてください、応援してます!とのメッセージを送ってくださいました。

代表児童が御礼の挨拶、「今回はテンポの違う曲を合計6種類も演奏してくださりありがとうございました。音楽の楽しさをいろいろ知ることができ、ピアノについても詳しく知ることができました。ありがとうございました!」。素敵な時間でしたね。教室に帰る道すがらふと空を見上げると、美しい虹が架かっていました。それを優しい表情で眺めていた子どもたち。担任の先生と何を話していたのでしょうか...。

ホンモノ・その道のプロと直接出会う機会は、動画視聴では得られない緊張感や空気感等を五感すべてを総動員して感じることができ、子どもたちの感性を高めていきます。また、自分と異なる世界観・価値観と出会い、多様性の尊重、多様性を力に変えることにもつながっていくことでしょう。本校は、このような考えの下、ホンモノに触れる機会を大事にして子どもたちを伸び伸び大きく育てていきたいという思いを共有しております。