こんなことがありました

3・5年生、書き初めに向けた特別レッスン!

特別非常勤講師の丹美枝先生に、書き初めに向けた授業を実施していただきました。12月12日(火)は5年生。5年生は3年連続でご指導いただいております。子どもたちは朝から「今日は丹先生の習字でありがたいんですよ。だって今年のお題は『早春の光』で難しくて...」とのこと。この日を心待ちにしていました。

漢字ばかりに気を取られがちですが、平仮名の「の」が最後まで墨がもたずにかすれてしまうという課題が。丹先生から「平仮名の『の』はね、ここでこうしてちょっと待つの。待つと墨が降りてくるから、そうしたら後はぐるりとジェットコースターよ!」とのアドバイス。それが魔法の言葉となって、子どもたちの筆は早く進むようになり、解決の糸口をつかんでいきました。

19日(火)は3年生にご指導いただきました。授業前から‘御辞儀をする筆’を見せっこして意欲満々のご様子。とは言え、初めて毛筆による書き初めにチャレンジする3年生、お題「たつ年」にやや緊張した表情を見せていました。

3年生は1学期にも丹先生にご指導いただいたので、道具の置き方や筆づかいを思い出しながらのレッスン。「平仮名は、丸み、つながり、軽い始筆がポイントよ!」のお言葉に、誰かが「あっ、ドラえもんだ!」と1学期の授業のことを思い出した様子。あの頃は、なぜか手にたくさんの墨が付いてしまっていましたが、丹先生の教えが身に付いて、今では手を汚さずに習字ができるまでに成長しましたね。

ご指導をいただきゆっくりゆっくり筆を進めていきました。よって妙に太くなったり、かすれてしまったり...。そんな一人ひとりに丁寧かつ的確に魔法の言葉をかけていく丹先生。授業後の子どももたちはやりきった感に浸って「オレ、けっこう上手く出来た!」とか「小筆の名前も頑張る!」とか明るい表情で報告してくれました。

3年生へのレッスンを終えて控え室で休憩されていた丹先生の元へ、トントントン!「失礼します。5年生です。丹先生にお礼を伝えに来ました!」との展開。「丹先生、3年続けてご指導ありがとうございました。一人ひとりに丁寧にアドバイスしていただいて、みんな習字に自信がつきました。上手になったのは丹先生のおかげです!」とのご挨拶。そして授業の様子を記録したアルバムを手渡しました。このサプライズに丹先生も笑顔で応えてくださり、「毎年上手になっていく姿を見ることができて嬉しかったです。これからも習字に勉強に頑張ってね!」とお声かけくださいました。

「筆を自在に操るためには姿勢が大事!その姿勢をしっかり整えるためには いい字を書きたい!という思いを継続させることが大事!じつは授業もこの心構えが大事なのよ!」という丹先生の教えが子どもたちに浸透して、その成果が普段の授業にも活かされております。

改めてその道のプロとの出会いは、子どもたちを大きく成長させていくことを実感!加えて3学期はじめに実施する校内書き初めがとっても楽しみになりました!