※本ホームページ内容について、無断掲載を禁止します。
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モバイル社会研究所が昨年度実施した調査によると、小学5年生のスマートフォン所有率は約40%、小学6年生においては60%を超える数となっており、スマートフォンを持つ世代の低年齢化が急激に進んでいることが分かります。
そのような状況ですので、「持つな・使うな」ではなく、「安全にお互いに気持ちよく、そして効果的に使うにはどうすればよいか」を考えることが大切になってきます。そこで重要になってくるのが情報モラル教育やデジタルシティズンシップ教育です。
本校でも特別の教科道徳や学級活動、総合的な学習の時間の中で、発達段階に応じて系統的に情報モラル教育を進めています。
18日(木)は教頭先生が特別講師となって、5年生に「楽しいコミュニケーションを考えよう」と題して、スマートフォンの使い過ぎについて考える授業を行いました。
「平日、ネットを何時間していたら使い過ぎ?」
「平日、ゲームを何時間していたら使い過ぎ?」
などについて一人一人自分の考えをタブレットで示しました。それを共有することで子どもたちは、人によって「使い過ぎ」と感じる時間が違うことに気づきました。
続いて、また一人一人、自分のタブレットで
「夜遅くにメッセージを送ってくる」
「すぐにメッセージが返ってくる」
「知大と話している時にスマホを触っている」
「アプリで毎月お金を使っている」
「話題がいつもネットやゲームの話」
の5つを「ネットを使いすぎている」順番に並べる活動をしました。
これも全員共有し、こちらも人によって順番が異なることに気づきました。そして、これらの認識が違うことで、トラブルにつながる可能性があることも学びました。
スマートフォンはとても便利な道具です。
ですが、簡単に人を傷つけたり、一生消せないデジタルタトゥーを作ってしまったり、詐欺や誘拐、性被害などのきっかけとなったり、場合によっては人を死に追いやってしまったりすることもありうる危険な道具でもあります。
特に小学生においては、LINE等のSNSでの安易な発言が誹謗中傷につながって問題となることも多々あります。
それぞれのご家庭で、スマートフォンの使い方について、ルールを定めるのはもちろんのこと、定期的に、お子さんがLINE等のSNSでどのようなやり取りや情報発信をしているのかを確認していくことも必要なのかもしれません。
この夏休み、本校では児童全員がタブレット端末を持ち帰ります。
これを機会に、スマートフォンやタブレット等のデジタル機器の適切な使い方について、ご家庭で話し合ってみてはいかがでしょうか。
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