こんなことがありました

【5年】理科 物のとけ方

 理科室の横を通った所、5年生が集まって何かを見つめていました。

 何だろうと思って覗いてみると、水を入れたビーカーに浸した白い布を見つめていました。

 何をしているのか聞いたところ、塩を詰めたティーバッグを水に入れて、反応を見ているとのこと。

 児童「塩が減ってきているような気がする。」

 児童「水をなめたらわかるんじゃない?」

 先生「なめてはいけません。」

 よく見てみると、ビーカーの水に変化が見られています。

 ですが、子どもたちは、ティーバッグの中の塩の量の変化に気持ちが行っていて、水そのものの変化には目が向いていないようでした。

 そこで理科の先生は、今度は大きいメスシリンダーを用意して、同じ実験をしてみました。

 そうすると、子どもたちは、塩を入れた袋の下で水が「ゆらいで」いることに気づき始めました。

 児童「塩をもっと増やせば、それ(ゆらゆら)も増えるんじゃない?」

 先生「そのゆらゆらしてるのって何?」

 児童「塩が溶けて塩水みたいになったやつ?」

 先生「それって『シュリーレン現象』っていうんだよ。」

 「物のとけ方」の単元は、こうした「シュリーレン現象」を導入として「溶ける」ことに対して興味を高めて単元の学習を進めていくよう、教科書が構成されています。

 本校の5年生の子ども達も、例にもれず、興味・関心がしっかり高まっていました。