こんなことがありました

プールのトイレを快適に

 今、生活スタイルの変化から、和式トイレを使ったことがない児童が増えてきています。

 そのため、全国的に学校のトイレを洋式化する動きがあり、本校でも全ての階の男女それぞれのトイレに洋式トイレが設置されています。

 しかし、本校のプールのトイレは全て和式のまま。しかも、汲み取り式でした。

 昨年度までの様子を聞くと、特に低学年では、怖くて使えず、校舎までわざわざ戻って洋式トイレを利用している子もいたとのこと。

 水泳学習は、「着替え」と「移動」が授業前と授業後にあり、実際の活動時間が他の単元に比べてかなり少なくなります。そんな中、校舎に戻っていては、さらに、泳げる時間が減ってしまいます。

 そこで、和式トイレの上に設置して、簡易的に洋式にできる据え置き型のトイレを購入することとしました。

 早速、養護教諭と主事が相談して手配してくれ、プール開始を前に設置完了することができました。

 あくまでも「簡易式」で水洗ではないため、ただ置けばよいというものでもありません。下の和式便器が汚れないよう、教務主任が向きなどを工夫して設置してくれました。さすがです。

 また、今回の購入に合わせて、芯が必要なタイプのトイレットペーパーホルダーを、芯が不要でワンタッチでトイレットペーパーが取り付けられるものへの取り換えも行いました。これは養護教諭のアイディアです。

 気づいた課題をみんなで共有し、限られた予算の中で、子どもたちにとってよりよくできないか知恵を絞る。

 渡辺小学校の教職員のそういうスタンスが素敵だなと手前味噌ながら感心しています。

 これで、プールの時も、子どもたちは快適にトイレが使えるようになると思います。