こんなことがありました

【6年生】放射線出前授業

 9日(木)の5・6校時に、日本科学技術振興財団・文部科学省放射線教育推進事業専任講師の石川哲夫先生にご来校いただき、6年生が放射線出前授業を行いました。主な内容は以下のとおりです。

〇 原子力発電所の事故について

〇 放射線とは何か

〇 放射線を遮るにはどうすればよいか

〇 放射線の利用

〇 放射線から身を守るには

〇 福島の復興状況

〇 廃炉に向けた今後の課題

 東日本大震災当時、石川先生はいわき市にいらっしゃったので、その時の様子について写真を使いながら教えてくださいました。

 その後、たくさんの機材や教材を持参いただき、さまざまな実験や体験を通して、子どもたちは放射線について興味をもって学ぶことができたようです。特に、ドライアイスを使った霧箱の実験で、普段は目に見えない放射線を目自分の目で見ることができたのは貴重な経験となったようです。

 東日本大震災から13年。昨年度は複数の町村で避難指示が解除されるなど、福島県は着実に復興に向けて前進してはいます。しかしながら、廃炉の問題はもちろんのこと、例えば、漁業の売上は震災前には遠く及ばないなど、課題も山積しています。東日本大震災そして原発事故を経験した福島県、そしていわき市に生まれ育った子ども達が、これらの課題を自分事として捉え、自分たちの将来をどうしていきたいのかを考えるいいきっかけにもなったことと思います。

 遠路はるばる渡辺小まで来てくださり、楽しい講座をしてくださいました石川先生に心より感謝申し上げます。

【スライドや霧箱など、様々な器具や教材をご準備いただきました。】

【身の回りにも放射線があることを学びます。】

【私達が食べている食品の放射線量を調べます。】

【霧箱を使った実験です。ドライアイスの効果で放射線が目視できます!】

【放射線をどうすれば遮ることができるかを学びます。】

【先生のアシスタントとしても大活躍です!】