こんなことがありました

鉛筆 算数

5年生。分数の勉強。

「2÷3を分数で表す」そのやり方を考えていました。

 

人前で発表する時、誰でも勇気がいります。

そんな子どもの気持ちに寄り添う、そんな先生の授業でした。

子どもの後ろに立ったり、

他の子も、発表する子を助けることができるようコーディネートしたり。

そして、教室の隅々まで、理解できているかを確認します。

一人も、とりこぼさず進もうとする先生の目配り気配り。

子ども達の考えをつなげて、3分の2を導き出していきました。

「なんとなく、分かった。」を「本当の分かった。」にするために

映像でも確認。先生は、次の手、次の手を考えて動いています。

書いたり、話し合ったり、見たり、読んだり。

そして、じっくり考えたり。

 

五感をフル活動させる、アクティブな授業展開ができる先生です。

 

発表を見守っていた男の子がつぶやきます。

「えっと~、気づいちゃった・・・」

「だってさ~・・・」

伝えたい気持ちがあふれている時は、「えっと」とか「だって」とか

そんな言葉が出てくるものです。

気持ちに言葉が追い付かない時もあるものです。

 

それを認めることができる先生の学級の子ども達の語彙力は豊かです。

 

話ができる子に育てたいなと思ったら

上手な話し方を求めないであげることがポイントです。

「どんな話し方でも受けてとめてくれる人が周りにいる」

その安心感があってこそ、話す力が育ちます。