こんなことがありました

4年 ロボットと人とザリガニの関節の比較 

 4年生が理科の発展授業で人の関節の働きを人とザリガニとロボットで比較を行いました。
ロボットの専門家、いわき明星大学の高橋義考先生をお招きしています。
 
 初めに、人の関節は見えないので鶏の手羽部分をひじに見立てて筋肉や腱の動きを確認しました。






 人のひじはねじったり回転させたりできるけど、手羽は一方向にしか動きませんでした。では、子どもたちが2年生から調査しているザリガニはどうでしょう。
 ザリガニは外骨格で、外側が骨で中に筋肉があります。カニで想像すると、中の食べる部分が筋肉ですね。


 ハサミの部分を観察しましたが、上まで上がっても、人間のように肩がぐるりと後ろまでは回りません。無理すると取れてしまいます。










 次は、いよいよロボットとの比較です。
高橋先生からロボットとの比較の視点を教えていただきました。
ロボットの肩は一方向にしか動きません。人とロボットの動きを表にして比較すると人自由度7に対しロボットは自由度3でした。















 ロボットが人の動きに近づこうと開発を進めていてもまだまだ人の動きの精緻さには及ばないようです。人と同じような動きをさせるためには、1箇所につきモーターが7つも必要になってくるということです。



 原発を廃炉にするための調査ロボットや福祉に役立つロボットも紹介していただきました。


 二足歩行ロボットを使って操作体験もしました。
パソコンを操作しながらロボットを歩かせたり、ボールを蹴らせたり、腕立て伏せをさせたり、 ロボットの世界選手権に出るロボット開発の話や動画も見せていただき、楽しい体験となりました。


 子供たちには、ロボットの腕立て伏せが特に面白かったようです。






 一緒に腕立てする人も!楽しかったですね。高橋先生、ありがとうございました!