こんなことがありました
桜守の話(6年特別の教科道徳)
3校時、6年生は特別の教科道徳でしたが、今日は卒業記念に校長が授業を行いました。教材は「桜守の話」、京都の植木職人16代目佐野藤右衛門さんのお話でした。
子どもたちは、弱い桜の苗木に愛情をもって接する生き方、桜のそばで一緒に長生きしているところ、季節によって変わる仕事を、ひとつひとつ丁寧に行っている仕事ぶり等を佐野さんから学んだと話してくれました。
最後に「働くことは、どうして大切なのか」という問いには、「他人のため」「社会のため」という答えと合わせて、「自分自身のため」という答えが返ってきました。「そうだよ」「絶対そうでしょう」と続きました。「どうして?」とたずねると、「他人の役に立つことは、うれしいこと」という答えが返ってきました。感心しました。私は生活するため(給料を稼ぐため)という答えが出てくるかと思いましたが、予想を超えていました。私が6年生の時に、とてもそのようには考えられなかったことを話しました。
思春期の入り口に立つ子供たちが、働くことに対する考えをしっかりもち、自分の言葉で話してくれました。私たち大人がはっとするようなことも語ってくれます。ぜひご家庭でも、お父さんお母さんのお仕事について、そして仕事をするうえで大切にしている心について、話していただければありがたいです。それが最高のキャリア教育になると思います。
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