こんなできごとがありました

いわきの歴史特別授業(4年・6年)

今日は、いわき総合図書館の館長先生である夏井芳徳先生を講師にお招きし「いわきの歴史特別授業」を4年生と6年生で行いました。

まずは4年生。2学期に学習した「小川江筋と沢村勘兵衛」について、これまでとは違った視点から学習しました。

沢村勘兵衛に強い影響を与えたとされる兄「甚吾左衛門」のことや、勘兵衛は人間関係をつくる能力が高かったのではないか、といったことなど「歴史の裏側」について興味深いお話をたくさんしてくださいました。専門的な内容も多かったのですが、例えを用いながら4年生の子どもたちにも分かりやすく伝えていただき、子どもたちの理解も十分に深まったようでした。

 

続いて6年生。6年生は「いわきの歴史」と、江戸時代本校の敷地にあった「笠間藩神谷陣屋」のお話。

「いわき」を治めてきた歴代の人物を「石高」で比較しながら分かりやすくたどりました。そして、六小の学区は、江戸時代、現在の茨城県にあった笠間藩の飛び領地だったこと、その飛び領地を治める役所の働きをもった「陣屋」が現在の六小のある場所にあったことを学習しました。さらには、戊辰戦争の時、飛び領地の周りは全て敵軍となってしまったために四面楚歌の中で陣屋の人々が戦い抜いたことなど、6年生の授業でも興味深いお話をたくさんしてくださいました。

この授業を通して、学校の敷地にある石碑に「笠間藩神谷陣屋」の歴史が刻まれていることを初めて知った子どもがほとんどで、身近なところに深い歴史があったということに驚いている様子でした。

ちなみに、夏井先生はなんと六小の卒業生。夏井先生が小学生だった当時、勉強をがんばった子どもには笠間藩主の牧野氏にちなんだ「牧野賞」という賞が贈られていたそうです。

6年生は卒業を前に、6年間通ってきた六小の歴史に思いを巡らせる貴重な時間となりました。

夏井先生、お忙しい中、貴重なお話をしてくださりありがとうございました。

 

※笠間藩神谷陣屋の情報は「WEB資料室」のページにも掲載してありますので、ぜひご覧ください。