こんなできごとがありました

コミュタン福島・三春ダム見学(5年・ぐんぐん5・6年)

今日は5年生とぐんぐん学級の5・6年生が、三春町にある「コミュタン福島(福島県環境創造センター交流棟)」と「三春ダム」に見学学習に行ってきました。

まずは「コミュタン福島」の見学。ここは原子力発電所の事故や放射線、福島の環境のことなどについて学習できる施設です。

入ってすぐのところには、福島第一原子力発電所の模型がありました。

原子力発電所事故のあとの様子が再現され、事故のこわさが伝わる展示。

じっくり見つめる子どもたちでした。

 

これは東日本大震災直後の新聞です。興味深そうに記事に見入る子どもたち。ちなみに5年生の子どもたちは大震災の時、生まれたばかりか、その直後に生まれた子どもたちです。生まれた当時の出来事について知ることができました。

施設内では、施設の人の説明をしっかりと聴き、進んで質問もしながら学びを深めました。

放射線を肉眼で見ることができる「霧箱」がありました。放射線の動きの違いに気づいた5年生。そのことについて質問すると、放射線には、α(アルファ)線やγ(ガンマ)線のように種類があることを教えてもらいました。

見学時間のぎりぎりまで質問をして熱心に学んでいました。

ここは360度スクリーンのあるシアター。日本で2箇所しかないのだそうです。

 迫力のある映像や、映像の美しさに圧倒されていました。

研修室では放射線についての実験も行いました。最初はとてもこわいと思っていた放射線、でも医療に使われていること、減塩の塩、肥料なども放射線を出しているといったことなどを知り、放射線は特別なものではなく日常の中に当たり前に存在するものだということを学ぶことができました。

原発事故や放射線、環境のことについて真剣に学んだ5年生。今日の学びが、未来の福島のよりよい環境を創造する力になればと思いました。

 

午後は「三春ダム」へ。

施設の方から三春ダムの特徴を教えていただきました。

台風や雨の多い時期には大量の水を蓄えておけるようにダムの水位を下げておくことや、工業用水や農業用水、生活用水など様々な目的に使われていることなどを学びました。昨年度見学に行った、いわきの「小玉ダム」との違いなどにも気づくことができました。

梅雨時にもかかわらず、よい天候に恵まれ、ダム湖や周りの山々も眺めながら気持ちのよい三春ダム見学になりました。

さて今日一日、たくさんの学びをした5年生。自ら進んで学ぼうとする姿勢が立派でした。充実した見学学習にすることができましたね。