日誌

勿来二小「はい、一冊の本です。」(9/2水)

 8月、本校に一冊の本が寄贈されました。それは、本校出身で、現在「河北新報社(宮城県仙台市)」に勤務されている、Y氏から寄贈されたものです。題名は「止まった刻 検証・大川小事故」というものです。周知のとおり、石巻市立大川小学校は、2011.3.11の東日本大震災時に津波により、教職員、児童合わせて84名が亡くなった「大川小学校の悲劇」といわれた現場です。未だに全容解明には至らず、遺族の方々は苦悩の日々を送っています。Y氏は、「二度と悲劇を繰り返さない。1人でも多くの児童生徒、先生方、そして、地域の方々の命が助かることを願って」取材班のキャップとして本書の連載(河北新報2018年1月~6月)・書籍化に携わってきました。本校では、教職員はもとよりできる限り多くの方々に津波の恐ろしさはもちろん、「命を守ることの大切さ」を感じてほしいと願い、ご紹介させていただきました。Y氏の母校に対する変わらぬ想いに感謝しつつ、本書の寄贈に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。