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体験型経済教育施設「Elem(エリム)」での体験学習(2年 総合的な学習の時間)

 いわき市の中学2年生は、体験型経済教育施設「Elem(エリム)」内の「ファイナンスパーク」で体験的に経済を学ぶ学習を行っています。本校の2年生は、9月21日(火)に3・4組、22日(木)に1・2組の生徒が施設へ出向き、体験学習を行いました。

 今回の体験学習では、「オポチュニティ・コスト」について理解し、生徒一人一人に個別に設定された 年齢・年収・家族構成の中で生活を設計するという疑似体験を通して、人生は意思決定の連続であることを学びました。

 生徒たちの経済観念は、現時点では自分自身の「お小遣い」が中心であり、家庭の生活には毎月どれほどの支出があり、決められた収入の中でどうやりくりしているのかということには、ほとんど関心を持ってこなかったものと思います。

 しかし、生活設計をするには、ある項目にお金をかければ、必ず諦めなければならない項目が出てきます。これが、「オポチュニティ・コスト(機会費用)」というものです。生活の中で何かを選ぶときには、選択肢を十分に吟味し、意思決定をすることが大切であり、それに伴って出た結果にも責任を持たなければなりません。意思決定の積み重ねで人生は成り立っていると言えます。

 今回の学習が、生徒たちの今後の自立した人生設計に役立つことを期待しています。

 今回の学習には、保護者ボランティアの方々に、生徒たちへアドバイスいただくなど、お力添えをいただきました。ありがとうございました。

 次の写真は、生徒3名が、為替レートを参考にしながら、海外旅行にかけるコストについて、指導員の先生からアドバイスを受けているところです。