夏休み前の7月18日、生徒たちは「ベンチ作り」プロジェクトのため、遠野町にある製材所に向かいました。
この「ベンチ作り」は、田人林業研究会の会長、豊田さんにお世話になりながら、田人産の木から材料を切り出し、ベンチを製作して、以前から交流のある宮崎県都城市の笛水小中学校に送るというプロジェクトです。
第1回目は、遠野町の吉田製材所で田人産の丸太を部材に切断する作業を行いました。中学生ができる作業は限られていましたが、生徒たちは皆、大きな丸太が板に切断されるところを興味を持って見ていました。切断後は部材を田人町荷路夫にある豊田林業の作業所に運び、夏の間乾燥させるための作業を行いました。
次回、第2回目の「ベンチ作り」は、9月27日(木)午後、田人町荷路夫の豊田林業作業所で行います。ベンチのデザインを考案することになっています。
田人林業研究会長(豊田林業社長) 豊田新一さんから説明を聞く生徒たち
この丸太を切断します。
お世話してくださったのは、遠野町にある吉田製材所の吉田一さん
田人林業研究会の緑川平隆さんも指導に来てくださいました。・・・いよいよ切断です。
この木目、美しいですね。
切断した部材は木くずを落とし、再度丸太の形に重ねます。
田人町荷路夫の豊田林業作業所に移動するため、部材をフォークリフトで運搬
最後に製材所の吉田さんからお話を聞いて、遠野町を出発しました。
田人町荷路夫の作業所に到着。みんなで作業所内に部材を運び入れました。
部材と部材の間に隙間をつくります。夏休み中と9月末まで乾燥。
次回は3年生を中心にベンチのデザインを考えます。どんな形を考えればいいのかも、豊田さんから指導を受けました。
冬には、この田人町産の木がベンチとなって、宮崎県都城市の笛水小中学校に送られます。