こんなことがありました。

理科の授業を公開しました

9月27日(火)13:25から3年1組で理科コアティーチャーによる授業を公開しました。「運動とエネルギー」の単元における4時間目の授業でした。授業者は,前時までに学んだ“力学的エネルギー保存”について生徒の記憶を呼び戻します。

その上で,写真に示したような演示用のトリプルコースターから同時に球を転がし,どのコースの球が速くゴールするかを予想させます。

 予想をタブレット端末から送信すると大型モニターで確認できるようになります。

さあ,結果はいかに。結果は実際に球を転がして確かめます。結果はAコース。「では,なぜ,そのような結果になったのかな?」

いよいよ本題となる課題が示されました。生徒たちは,レール上を移動する球の速さの変化を位置エネルギーと運動エネルギーの移り変わりと関連付けて,理由を考察していきます。

 

理由を裏付けるための根拠を求めるため,斜面の角度の違い,落差の違いなどに着目しながら,簡易的な装置を用いて実験を進めていきます。

 

 

考察結果は,発表ボードに書き込むとともに,タブレット端末で撮影し記録として残します。実験した記憶だけでなく,提示された課題に対する追究結果を記録化しておくことは,とても大切なことですね。

 生徒たちは,前時までに学んだ知識をもとに提示された事象について根拠を持って説明するという新たな学びを体験することができたように感じます。

 これからの時代を生きる生徒たちにとっては,単なる知識だけでなく,思考力・判断力・表現力が求められます。本時は,そのような力を育む授業となりました。

授業の公開後は,研究協議会を設定しています。参観された先生方から貴重な意見や感想が寄せられるものと思います。