こんなことがありました。

PTA教養委員会・教育講演会について

 

1月18日(水)に、本校体育館で、AEFA認定 NPO法人シーエスアールスクエア理事長 宍戸仙助先生 をお招きして、講演会を開催しました。演題は、「東南アジア、山岳少数民族の子どもたちの輝く瞳から学ぶもの」というものでした。内容は、ベトナムやラオスの子どもたちの学校や普段の生活の様子、そして、その地域のために学校や水道を作ったというお話でした。生徒は、たいへん興味深い様子で参加していました。以下に、生徒の感想を紹介します。

 

緑川 健人

 いわき市を支援してくれた男の子2人の「同じ地球上に住んでいるから友だちで、友だちを助けることは当たり前のことです。」という話を聴いて、家の近くで災害があったらボランティアに参加したり、遠い外国などだったら募金をして同じ地球に住んでいる友だちを助けていきたいと思いました。また、人口710万人のラオスに、約8000万個の不発弾があることを知って、クラスター爆弾を作った頭のいいけど人を助けられない大人のようにはならず、頭がよくて人を助けられる大人になりたいです。毎日おいしいご飯を食べられることは、とても幸せなんだと思いました。

 

水野 風薫

 東南アジアで暮らす子どもたちは、どんな生活をしているのか、どんな問題を抱えているのか、実際に見てきたかのようにわかりました。東南アジアの環境は、なんとなく知っていたつもりでしたが、今回の話を聴いて、その何十倍も何百倍も苦しい現実を知りました。そんな子どもたちが、食事やおやつを我慢して、東日本大震災のときに寄付してくれたように、私もできることをしようと思いました。誰かの役に立てる人になろうと思いました。今回の講演会で、東南アジアの人々や自分についての考えを深めることができました。

 

矢吹 雄大

 今日のお話を聴いて、今まで僕は、学校に毎日行き、毎日のように授業を受け、毎日のように給食を食べるのが当たり前だと思っていました。しかし、貧しい国の人たちは、ご飯をまともに食べられない、学校にすら行けない人もいる。電気がないところもある。水は濁って臭いものを飲んでいることが分かりました。それに比べたら、僕は、毎日おいしいご飯を食べ、寒かったらエアコンをつけ、楽しくゲームをし、風呂も入れます。そう考えたら当たり前と思っていた自分をたたきたいです。また、ラオスの人達は、東日本大震災が起こったとき、お金がないのにもかかわらず、日本に募金活動をしていたことに驚きました。他の国のことを思っている場合じゃないのにもかかわらず募金活動していたのは、本当に他人思いで優しい人達なんだと思いました。

 

坂本 栞菜

 今日の講演を聴いて、自分たちの生活は当たり前じゃないということを実感しました。東南アジアの子供たちは、学校やジャージが普通にあるのは当たり前じゃないし、電気や水もまともに使えないことを知りました。何となく理解しているつもりだったけど、自分は何も知らなかったんだと思いました。同じ世界にいるだけで友だちだし、友だちを助けることは当たり前ということがとても素敵だと思いました。できないと思っていることに挑戦する前に諦めずに、何度でも挑戦し立ち上がることが大切だということを、これから生かしていきたいと思いました。自分のために勉強するだけでなく、人の役に立つことをするということも生かしていこうと思いました。学校で勉強ができるというありがたさを心にとめて、これからの勉強の仕方を改めていこうと思いました。