こんなことがありました。

NEW 3年「福祉体験学習」(認知症について)

 本日28日(水)の5校時に、9月11,12日に実施される老人ホーム訪問等の福祉体験に生かすために、3年生全員を対象にした「福祉体験学習」の講話を聴きました。

 講師には、いわき社会福祉協議会ホームヘルプセンター長渡辺成子様にお願いしました。

【講師紹介(写真中央)】

 認知症には、脳の細胞が少しずつ死んで脳全体が縮む「アルツハイマー型認知症」や、脳内の血管が詰まったり切れたりして栄養や酸素が行き渡らずに一部の細胞が死んでしまう「脳血管性認知症」などがあることなど、認知症の原因や症状などについて話していただきました。その上で、どう対応すべきかについて詳しく説明してもらいました。

 具体的な事例として「同じ話を何度も繰り返す」時には、「初めて聞いたかのように」やさしく応対する。

健常者が挨拶や声かけを行っても何の反応を示してくれない場合でも、認知症という病気であることを受け止め、相手の方の反応がなくても、優しく接することが一番重要であるなどの話をしていただきました。

 また、認知症の初期症状がわかる一つの実験として、指で影絵のキツネのようにして両手の小指を合わせるなど、実際に生徒にも体験させながら、わかりやすく説明してくれました。

 認知症の人がうずくまっている時に、目線を相手の人の目線まで落として優しく声を掛けることが大切であることなどを、実際に生徒に実演させる場面もありました。

 講話を終えて生徒代表の鈴木さんが、今回の講話で知ったことなどのお礼の言葉を講師の方に話してくれました。

 9月11,12日老人ホームや施設をなどの各事業所を訪問した際は、今日の渡辺さんの話を思い出しながら、積極的に福祉の仕事に取り組んでくれることと思います。