こんなことがありました。

NEW 高校体験入学オリエンテーション1(校長訓話)

 本日18日(木)の6校時に、体育館で3年生の高校体験入学オリエンテーションを実施しました。

 3年生にとっては、希望する進路を目指す上で各高校の体験入学に参加し「入学したい!」という強い意欲をもち、夏休みの受験勉強のモチベーションを高めるためにとても重要な体験になります。

 時に次年度の県立高校の入試改革により、全受験者が学力検査を受けなければならないことを考えると、例年以上に早めに取り組み、学力をつける必要があります。

 今日のオリエンテーションの最初で校長の訓話を次のようにしました。(敢えて話ではなく「訓話」にしました)

<訓話の内容>

 「7月の学力テストの結果が配布されますが、先日実施した進路希望調査と照らし合わせてどう感じるでしょうか? 私はあなた方一人ひとりの成績と昨年度の入試のデータと比較してみました。厳しい表現をしますが、現状のままでは志望校変更が必要になってくる生徒が多く出てきます。

 3年の先生方は、今までの指導の中でも「現状を打破しないといけない。自分に甘えることなく自分を律し粘り強く取り組む必要がある。」などと皆さんの士気を鼓舞してきたと思います。あなた方の学校行事や授業そして様々な活動での活躍はとても嬉しく褒めるに値する1学期でした。

 進路についても、夏休みに補充学習会を行ったり進路相談を行ったりと、できる限りのサポートをしていく予定です。それは皆さん一人ひとりが希望する進路実現という夢を叶えてほしいと思うからです。しかし現状を自覚し本気で成績を上げようと努力するのは先生でも保護者でもなくあなた自身なのです。あなた方15歳に立ちはだかる大きな壁である受験を乗り越えてほしいと私たちも保護者の方も強く願っています。

 そのためには、この夏に生まれ変わったつもりで勉強に集中してください。人生の中で無我夢中になって勉強したと思える時はそう多くありません(高校入試、大学入試など)。自分という人間がどこまでできるのか、どんな可能性を秘めているのかは本気でやってみないことにはわからないはずです。(可能性は秘めるものではなく、引き出すものだと思いますが)。この夏に全力投球し2学期を迎えてほしい。夏休みから必死に勉強に取り組んだ成果は2学期に徐々に成果となって表れてきます。結果に表れないと「やる気」が萎えるかもしれませんが、そこは我慢です。必ず頑張った努力が成果として表れます。ですから今回の学力テストの結果に心折れている場合ではありません。今回のテストが入試本番でなかったとプラス思考で考えてください。

 卒業生からの感想でよく聞くのが、殆どの受験生が「これではまずい」とハッとして本格的に勉強し始めるのは文化祭明けの11月からです。でもこの頃になると殆どの生徒が頑張るので、自分が努力して成績が上がっても、他の生徒も上がるので、相対的にはあまり変化がなくなります。

 ですから「夏が勝負!」です。自分を律し、まさに「克己心」を全面に打ち出して取り組んでほしいと思います。

 これから暑い夏がやって来ます。そして様々な誘惑もあります。それを断ち切って挑戦できるかが一番のポイントです。ただし、行き詰まったりストレスが溜まる時もあります。そんな時は思い切って気分転換を図ったりすることは効果的であると思います。明日の終業式の校長の話の中では3年生向け限定の話ができないので本日、訓話をしました。学校は皆さんの味方です。悩んだり心配なことがあったら、いつでも相談してほしいと思います。」

 

 ※この後は、オリエンテーション2に掲載しています。