植田東中学校 Ueda Higashi J.H.S.
令和2年度から県立高校の入試制度が変わり、県立高校を受験する生徒は全員が学力検査を受けなければなりません。昨年度のⅠ期選抜のように、面接と小論文(作文)だけで学力検査を受けずに内定合格になったケースは来年度からありません。
ですから、今の中学3年生からはしっかりとした学力を身につけないと希望する進路の選択幅が狭まります。将来の自分の夢に向かって乗り越えなければならない最初の試練です。3年生にとっては不安や辛さから逃げ出したくなる気持ちを抱く人も少なくないかもしれません。
しかし、人生において乗り越えなければならない壁は何度か生徒の皆さんの前に立ちはだかってきます。高校入試の後にも大学入試、就職試験、昇任試験などの試験の他に、学校や職場での人間関係、人生設計など多くの試練があります。その最初の試練が高校入試です。
今まで中学を卒業していった先輩達に当時のことを話してもらう機会(同級会や成人式など)がありました。その一部を紹介します。
・「受験生であった当時は、辛くて逃げ出したくなったけど、あの時に頑張ったから今の自分がある。」
・「Ⅰ期選抜に失敗し、Ⅱ期選抜に向けてあの時に頑張ったから、合格した時の喜びは半端でなかった。」
・「第一志望の高校に入るために努力したことは、今の自分にとって自信になっている。」
・「親のためでも先生のためでもなく、自分のために高校に進学するのだから、やるっきゃないと思った。」
・「あの時の自分を振り返って、人生の中で本気になって勉強する時期って必要なんだなあと感じた。」
・「将来なりたい職業があり、そのためにどうしても入りたい高校を選び自分なりに一生懸命に勉強した。」
・「夏休みの体験入学に行き、この高校に何が何でも入りたいと思って勉強した。」
・「今思えば、もっとがむしゃらに頑張ればよかったと後悔している。中学生の時期は自覚がなかったなあ。」
などなど。
自分の人生を切り開くためには、それ相応の覚悟と努力が必要です。ただ、勉強時間だけを多くすればよいわけではありません。そこには、戦略(効果的な学習方法)が必要になってきます。よく「勉強方法がわからないのですが、どうしたらよいでしょうか?」という質問をする生徒がいます。解答は「学問に王道なし。勉強方法は十人十色です。ただし、「失敗から学ぶ」。このことは誰にでも当てはまります。悩んだりした場合は、学年の先生に相談してみて一緒にベストな学習法を見つけてほしいと思います。
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