こんなことがありました。

NEW 防犯教室(不審者対策)

 2日間の期末テストが終了し、本日20日(水)の6校時に「防犯教室(不審者対策)」を実施しました。不審者が校内に侵入してきたという想定のもと、教職員が相手の動きを封じ込める「さすまた」の防具を使い、警察官が来るまで生徒の安全確保に努め、教師の指示で生徒は避難する訓練を実施しました。

【不審者侵入に対応する職員】

【教室にいる生徒たちはバーケードを張り、身をかがめて避難準備をしています】

 その後、体育館でいわき南警察署生活安全課長尾実里さんスクールサポーター星紋三郎さんから講話をしていただきました。

【長尾さんからの質問に挙手して答える生徒】

【1年女子生徒にイヤフォンをつけて音楽を聴いて歩いてもらい、後ろから不審者が寄ってくるという設定】

【実際に不審者が目の前に来るまで気がつかなかったと感想を述べていました】

【3年男子の生徒は、不審者に声をかけられた時に、逃げられる距離をとっておくことが大事と話されました】

   今から29年前の大阪教育大附属池田小事件を知っていますか?

 この事件は、池田小に出刃包丁を持った男1名が2時間目の授業が終わりに近づいた午前10時過ぎに自動車専用門から校内に侵入し、校舎1階にある第2学年と第1学年の教室等において児童8名が犠牲になり、児童及び教員15名が負傷した痛ましい事件です。

 この事件後、学校では校門を閉めるなど、防犯(不審者)対策に重点を置いて、生徒の安全を第一に訓練を実施しています。

 また、最近では、校外で不審者に遭遇し危険な目に遭うケースがいわきでも多発しています。生徒の登下校を含め、不審者に遭遇した場合、とにかく避難の家や近くの家に逃げ込む、または大声を出したり防犯ブザーを鳴らすことを生徒には様々な機会に指導しています。

 保護者の方も心配と思います。「正常性バイアス」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?先日の台風や大雨の被害もそうでしたが、正常性バイアスとは「自分は大丈夫」と思い込む脳の危険なメカニズムです。

 何か危険なことなどの非常事態だからこそ、危険を察知し危険回避を冷静に考え行動することが求められています。ぜひ、ご家庭でも様々な非常事態を想定した話題について話をしていただければと思います。