3年生数学 研究授業

10月3日に、数学の研究授業が行われました。題材は「2次関数の応用」。授業の導入は、「ブレーキ痕から、車のおよその走行速度を求める」というものでした。

「何が分かれば予想ができそう?」という先生の問いかけに、生徒達はいろいろと考えを巡らせます。

考え方の予想を立てるために、時速50kmで走行した場合のブレーキ痕の長さが伝えられました。ということは、ブレーキ痕の長さと走行速度にはどのような規則性がありそうか。また生徒達は思考を巡らせ、周囲の生徒と意見を交わしていきます。

多くの生徒が予想したのは、ブレーキ痕の長さが2倍なのだから、走行速度もおそらく2倍なのだろう、と考え挙手で意見を確認しました。しかし、グラフの他の数字を見て、どうやらその法則は当てはまらなそうであることに気付き、また必死に思考を巡らせます。

表やグラフを元に、必死に規則性を探し、立式のできた生徒は電卓を片手に答えに迫っていきます。他の生徒と意見を共有しながら、自分とは異なる意見にも触れて、解答へとたどり着いていました。その様子は真剣そのもの。

立式がうまくいって、解答にたどり着いた生徒達の充実感が表情にあふれていました。また、グラフの法則性で別な方法からの解答を導き出した生徒もいました。子どもの数だけ解き方がある。数学の奥深さの感じられる授業でした。