こんなことがありました。

今日の講話

 今朝の放送朝会は2学年が講話の当番でした。

 先日報道された、電車でたばこを吸っていた男を注意した高校生が暴行を受けた事件についてです。

以下、講話内容の要旨です。

「男はお年寄りや妊婦などの優先席に寝転がりながらたばこを吸っていたそうです。同じ車両に居合わせた高校生が見かねて注意したところ、その男は逆ギレして高校生に土下座を強要し、殴ったり蹴ったりしたあげく、足で顔を踏みつけ顔面を骨折させたと言うことです。

 同世代のみなさんは、この事件をどう思いますか。また、自分が高校生の立場だったらどうしたでしょうか。今回、高校生のとった行動は勇気のある立派な行動であることは間違いありません。しかし、世の中には常識の全く通じない、とても危険な人間が存在することも確かです。あくまでもその時の状況によりますが、直接注意する前に駅員などに伝えたり、身に危険が及ぶことを回避することも選択肢の一つにしておく必要があるのかもしれません。

 最近、正しいことをしている人や悪いことをしていない人が犠牲になる事件が多いように感じます。あまりにも身勝手で自己中心的な考えの人が増えてきたということでしょうか。このままでは、今後どのような世の中になってしまうのか、とても心配です。楽しく、安心して過ごせる社会を維持するために、わたしたち一人ひとりにできることは何か、真剣に考えなければならないと感じました。」

 

 みなさんはどう感じたでしょう? 生徒のみなさん、これからの社会を築いていくのは若い世代の君たちです。希望に満ちて、楽しく、安全に暮らせる社会にするために、何が必要で、何ができるか、ぜひ考えてみましょう。