こんなことがありました。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(2)~JR双葉駅
楢葉町での洋上風力を見学した後、生徒たちは国道6号線を北上しました。富岡町、大熊町、双葉町…車窓からの景色に生徒たちは言葉を失いました。立ち入りを制限する看板とバリケード。何台もすれ違うパトカー。人の気配のしない街並み。崩れかけてそのままの家屋。もともとは田畑だったであろう荒れ地…当時3、4歳だった生徒たちにとって東日本大震災や原発事故は書籍やテレビの中の出来事かもしれませんが、今も現実として目の前に存在していることに大きな衝撃を受けたようです。そして除染が済んで人の往来が可能な双葉駅にたどり着きました。
放射線量を確認できるように貸し出されている線量計を身につけて駅周辺を歩くと、今年3月に全線が再開通した常磐線の真っ直ぐ伸びる線路がある一方、震災後も手つかずのまま放置された建物があることにも気づきます。いわきで不自由なく生活できる当たり前の日常の尊さを感じる滞在となりました。
双葉駅周辺の風景をしっかり目に焼き付けた生徒たちは、原発事故について詳しく学ぶために双葉町内にある施設へと向かいました。その様子は次回ご紹介します。
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