こんなことがありました。

改革!新しくなった放送朝会の舞台裏をご紹介します

 昨年までは音声のみで先生方の講話を校内に流していた放送朝会。「コロナ禍で減っている生徒たちの発表の場を提供できないか」「表現力やプレゼン能力の向上に役立つのではないか」といった意見から、今年度の放送朝会を大改革。4月から始まった新しい放送朝会の舞台裏をご紹介します。

 まずはオンラインの配信に切り替えました。カメラを通してではありますが、500人の生徒を前に発表する機会はなかなかありません。そこで、せっかくの発表を少しでもクリアな音声と画像で各教室に届けるために、放送委員会がウェブカメラや複数の音声を調整して配信するセッティングを行うことにしました。体育祭や儀式の際に準備をするノウハウが活かされていますね。

 進行は放送ブースから委員会の3役が務めます。 

 そしていよいよ配信がスタート。この日は生徒会本部と放送委員会から、「全校生にいま伝えたいこと」が放送されました。生徒会本部は今年度のスローガンをボードを使ってわかりやすく説明しました

 放送委員会は、前期に実施する「アゲアゲソング特集」「部活動紹介」など、お昼の番組の概要とリクエストへのお願いなどをアピールしました。 

 お気づきだと思いますが、いっさい原稿は見ないでスピーチを行います。「入試の面接で原稿を見て話すのか?」「プロポーズでメモを見てたらフラれるよね?」といった声を受けての改革です。もちろん途中で詰まったりすることもあるでしょう。しかし大切なのは「伝えたいという気持ち」。きっとこの日のメッセージも広く生徒たちに届いたはずです。

 さっそく「次の担当で何を話すかしっかり考えなくちゃ」「自分も放送朝会のスピーチにチャレンジしたい!」といった声が聞かれます。ちょっとした変化が、みんなの意識を変えるきっかけになってほしいですね。