こんなことがありました。

浜通りスタディーツアーに向けての事前学習&打合せ

 キャリア教育の一環として、「エネルギーを通して いわき市のこれまでの10年とこれからの10年を考える」活動を行っている平三中の2年生。11月29日(日)にはその取り組みの様子がいわき市の広報番組「シルミルいわき」で紹介されましたが、まだまだ活動は続いています。8月の会津若松、10月のいわき市内に続いて、12月12日・13日には相双地区やいわき市内を巡るスタディーツアーに出発します。この日はいわき市役所産業振興部の江尻さんが来校して、見学先についての事前学習と打合せを行いました。

 かつて石炭産業が栄えたいわき市にとって、あるいは様々な発電所が設置された浜通りにとって、エネルギーは実に身近な存在です。しかし、約10年前の東日本大震災とその後の原子力発電所の事故は、エネルギーに対する考え方を大きく変えました。この10年間でどのようなことが起こり、どのような変化があったのか…江尻さんからレクチャーを受けましたが、具体的で生々しい数字が並ぶ資料に、生徒たちの目は釘付けとなりました。

 震災の傷跡が今もなお残る地区やオープンして間もない東日本大震災・原子力災害伝承館などはもちろん、将来に向けての取り組みが進む再生可能エネルギー施設などを巡る今回のツアー。自分たちは何を感じどのような思いを抱くのか…10日後の活動に思いを馳せた生徒たちは、さらに出発まで学習を進めます。ぜひ充実した2日間にして、その後の発表や映像作品に活かしてくださいね。