こんなことがありました。

ジェシカ先生による2学期初めての訪問授業

 感染症拡大予防のため、新しいALTの先生方が日本にやってくるのも困難な状況が続いています。そのような状況の中、3年目の日本滞在となるジェシカ先生が2学期初めての訪問授業を行いました。今回は3年生での活動の様子をご紹介します。

 3年生ともなると単語の量も増え、覚えるのもたいへんになります。そこで大切なのが「推測」(predict)する力。まずはジェシカさんの発音を聞いて、そのつづりを想像する活動です。「リレー」「コート」「カヌー」「サーブ」「フォト」…と、オリンピックやパラリンピックでなじみ深い5文字の単語を、1列5人が1文字ずつ推測して単語を完成させていきます。さあ、音声と文字をしっかり一致させることができた生徒はいたのでしょうか?

 続いての活動は並べかえ活動です。日本語と英語は語順をはじめとして文の構造が異なることから、並べかえ問題はよく出題される形式と言えます。今度はジェシカさんが1人に1単語ずつを提示して、その5語を並べかえて文章を作ります。単語力が必要なことは言うまでもありませんが、SVOOや間接疑問文といった難しい文法事項を含む文も、ネイティヴ・スピーカーになりきって考えると意外と簡単にできるもの。いつしか生徒たちは「英語脳」になって活動を行っているようです。

 さらに単語力や発想力を刺激する活動が続きます。スペリングコンテストへの熱心な取り組みからもうかがえますが、生徒たちはたくさんの語彙を身につけています。しかし実際の場面では、それらの 単語を場に応じて使いこなしたり、必要なかたちに変えたり、未習の語でも語尾などから連想する力が大切です。そこで登場したのが早押しマシン!3文字や4文字の語尾を見て、それらで終わる語を答えます。 -ool や -ture、-ound などで終わる語を、5つ以上すばやく言えたのでしょうか?

 楽しく充実した活動もあっという間に終了し、次回のALT訪問は11月までありません。しかしビッグニュースが!ついに新規ALTの来日が可能となり、次からはジェイムズ先生とジェシカ先生の2人が来校するという知らせがありました。それまでどの学年でもしっかりと英語力を身につけて、ますます楽しい活動ができるようにしたいですね!