こんなことがありました。

明日の「シルミルいわき」で平三中の活動が報告されます(3)

 「エネルギーを通して いわきのこれまでの10年とこれからの10年を考える」活動をキャリア教育の一環として実施している平三中の2年生。その様子が 明日放映されるいわき市の広報番組「シルミルいわき」で取り上げられます。そこでその内容をホームページで紹介していますが、今回はいったい一連の活動を通してどのような力が身についたのかをご紹介します。

 「表現力」の向上や「コミュニケーション能力」高まり。もちろんこれは今回の活動の目的のひとつです。しかし活動を重ねるうちに、それ以外の力がどんどん身についていくのを感じました。それは「聞く力」です。よく論破するといった言葉を聞きますが、そもそも相手との話は勝ち負けではありません。自分たちの意見を一方的に述べるだけでは、自分たちの思いは伝わらないし、夢をカタチにすることはできないと生徒たちはこの活動を通して学んだのです。

 「聞くこと」は決して受け身の活動ではありません。プレゼンテーション終了後に講師の方々との内容の濃い話し合いを通して自分たちのプランを再考したり、時にはダメ出しをされて悩みに悩んだ生徒たち。相手との話し合いを通して共通のゴールを見出し、そのために自分たちは何をすべきかを考える姿勢が身についたようです。そこには勝ちも負けもありません。まさに「協働」という概念のみが存在しました。この活動の後にラジオで自分たちの考えや経験を話す機会がありましたが、生徒たちの発言は独りよがりなものではなく、どのようにしたら思い描いた未来を実現できるかという視点がありました。また、薬物乱用防止教室や人権教育講座など講師の先生方の話を聞く場面もありましたが、しっかりとメモを取り、内容をまとめて自分の考えを確立していく過程も目の当たりにしました。明日の放映はたったの5分間ですが、きっと生徒たちの成長の様子を感じていただけると思います。

放映日時:11月29日(日)11時24分~11時30分

     「シルミルいわき」 テレビユー福島(TUF)にて放映 あと1日