こんなことがありました。

浪曲との出会い!~玉川奈々福さんと沢村豊子師匠へのインタビュー(2)

 第11回いわきポレポレ映画祭特別企画として、2月13日(土)にいわき芸術文化交流館アリオス中劇場で行われた「玉川奈々福 浪曲ライブ  曲師:沢村豊子」。初めて客席で体験した浪曲の面白さや素晴らしさに感動した生徒たちは、公演終了直後のお二人に独占インタビューを実施しました

 質問は「浪曲に惹かれたのはなぜ?」「次の世代やお弟子さんに伝えたいことは?」など、浪曲に関することはもちろん、阿吽の呼吸で浪曲を語り奏でる奈々福さんと豊子師匠のパートナーシップについても質問しました。その答えるお姿そのものがまさに浪曲!という深さと面白さで、5人の生徒はますますお二人のファンになってしまいました(笑)。

 あっという間に予定の時間が過ぎて、感心しきりの、そして笑いが絶えない30分が終わりました。「学校でも公演をすることはあるんですか?」という問いに、「小中学校の公演では、始まる前と終わった後の子どもたちの顔がまったく違う」と笑顔で答えてくれた奈々福さん。いつか平三中でも奈々福さんの浪曲ライブが聴ける日が来るといいですね!

 なかなか説明だけでは伝わりづらいので、生徒たちが寄せてくれた感想を掲載します。一人でも多くの方々にこの日の生徒たちの感動を共有していただけたらと思います。また、インタビューの様子は、生徒たちが制作した動画が後日アリオスのYouTubeチャンネルで公開される予定です。どうぞお楽しみに!

<生徒たちの感想>

・インタビューをして、浪曲家の奈々福さんと豊子さんの違った面を知ることができて、一生に一度と言っても過言ではない経験ができました。

・今の日本の人々に伝えたいことを思いながら浪曲をしている奈々福さんに、とても魅力を感じました。

・今回は本当に貴重な経験をさせていただきました。実際に浪曲を聴くととても迫力があり、「仙台の鬼夫婦」を見てとても面白かったし、何度も見たいと思いました。本当に時間が過ぎるのがあっという間で、とても楽しかったです。

・今回浪曲を初めて聴きましたが、奈々福さんの声にとても迫力があって、こちらまで圧倒されました。とても良い経験でした。また浪曲を聴く機会があったらもう一度ぜひ聞いてみたいです。

・今回浪曲を初めて観るまでは、どういうものなのかまったく想像できませんでした。でも、奈々福さんと豊子さんの息の合った浪曲を観て、そのおもしろさや三味線の音色、声の魅力など、どんどん浪曲の世界に引き込まれていきました!インタビューでも「自分のやりたいことを貫く」「チャレンジしてみる」などたくさんのメッセージをいただき、あっという間の1日となりました。とても楽しかったです。これからもいろいろな伝統芸能に興味を持っていきたいです。

・奈々福さんと豊子さんの関係を知ってからお二人の浪曲を聴くと、長年そばにいたからこそできあがる浪曲なのだと思いました。また、お二人のこだわりが組み合わさることで、あのような強く、美しい音色が奏でられるのだとわかりました。豊子さんの昔から積んできた三味線のスキルと、奈々福さんの遠くまで鋭く届く声がとても迫力があり圧倒されました。

・今日初めて奈々福さんと豊子さんにお目にかかりましたが、様々なお話を聞いて「人生何があるかわからないから、やりたいことをやってみることが大切だ」ということを教えてもらいました。これから私も、自分のやりたいことにいろいろ挑戦していきたいです!

・次は平三中にも来ていただいて、浪曲に触れたことのないみんなに浪曲を知ってほしいと思いました。