こんなことがありました。

放送Nコン全国大会決勝に進出! (3)テレビ番組部門

 8月7日(日)に全国各地から集まった作品を審査する予選会が行われた「NHK杯全国中学校放送コンテスト」。平三中から参加したキャリア教育推進委員会の生徒たちの作品は高い評価を受け、3つの部門で決勝審査会に進出することができました。「アナウンス部門」「ラジオ番組部門」に続いて、今回は5大会連続で決勝進出を果たした「テレビ番組部門」について、その内容と作品概要をご紹介します。

<テレビ番組部門『マスクに自由を』 50以上の中から12作品が決勝に進出>

 テレビ番組部門は、5~8分の映像作品が審査対象です。コンテスト前に行われる企画会議では、それぞれのメンバーが興味を持ったテーマや伝えたいメッセージを持ち寄ります。もちろんボツになるものも多いのですが、その中からアナウンスの題材やラジオ番組の骨組みなどが決定していきます。今回4人のメンバーが共通して取り上げたいと思ったテーマ…それがマスクでした。 

 思えば入学した2年4か月前から、真新しい制服とともにマスクの着用が義務づけられた3年生。大会が中止になったり行事内容の変更を余儀なくされたり…と、マイナスのイメージが先行しますが、実はインタビューやアンケートをした結果、否定的な意見ばかりではないことがわかりました。「マスクにも多様性があってもいいのではないか?」…そう考えた制作スタッフの4人は、それぞれがマスクについて異なる考えを持つキャラクターを演じたり、小道具や衣装を準備して再現VTRを制作するなど、限られた時間の中で撮影や録音を行いました。 

 また、より多くのみなさんの意見を反映させようと、たくさんの生徒にみなさんにアンケートやインタビューに協力してもらいました。そして生徒たちの熱意は教育実習生や先生方など、どんどんまわりの人を巻き込んで…。いずれ完成した映像を観ていただく機会があると思いますが、その際はどうぞ広い心と温かい目でご覧ください(笑)。 

 決勝審査会は8月17日(水)に東京都千代田放送会館にて行われます。2年前は大会自体が中止、昨年はオンラインでの配信のみだったため、会場での参加は3年ぶりとなります。みなさんの努力の結晶を全国から参加するみなさんが観る貴重な機会です。ぜひ素晴らしい経験をしてきてくださいね!