こんなことがありました。

1年生がサン・アビリティーズでパラスポーツを体験

 昨年の東京オリンピック&パラリンピックから1年。ずいぶん昔のことのように感じますが、その精神をレガシーとして受け継ぐことを忘れてはいけません。そこで、12月13日(火)に総合体育館で実施するのがパラスポーツ体験。共生社会実現に向けて何が必要かを、1年生が活動を通して学びます。 今日はその下準備として、10名の生徒が湯本のサン・アビリティーズを訪問して、競技のルールはもちろん、どのような工夫をしたら例え身体に障がいがあってもみんなで楽しめるかを学びました。 

 講師を務めたのは施設長の菅野 英輔さん。昨年も平三中でパラスポーツの素晴らしさを現2年生に教えてくださいました。まず体験したのはボッチャです。 見たことがある生徒はいましたが、ボールに触るのも実際に投げるのも全員が初体験。最初は思ったところになかなかコントロールできませんが、少しずつ上達して、最後には2チームに分かれてゲームを楽しみました。 

 続いて体験したのはシッティング・バレーボール。下半身が不自由でもバレーボールを楽しめるようにと考案されたスポーツです。同伴の先生方も一緒に体験しましたが、性別も年齢も経験も関係なく楽しめるのがパラスポーツの素晴らしいところ。とはいえ、なかなかラリーが続かない姿を見て菅野さんが提案したのは「ルールを工夫すること」です。「1バウンドでもOKにしては?」「サーブは前から打ってみようか?」「ボールは柔らかいものにしたら?」…ルールや道具を工夫することで、全員がラリーやゲームを楽しめることを知った生徒たち。共生社会実現のために必要なヒントを得たようです。

 あっという間に1時間の体験が終了。パラスポーツの精神をしっかりと学んだ生徒たちは、13日(火)の体験会でも準備から競技の運営、後片付けまで進んで取り組もうとする姿勢が身についたようです。そしてそれが1年生全員に伝わることを願っています。

 サン・アビリティーズのみなさん、本日はお忙しい中本当にありがとうございました!