こんなことがありました。

ファーストペンギンなれるかな?

 今朝の放送朝会、講話の当番は3学年でした。ペンギンの習性のお話です。

 

【以下、講話の要旨です】

 ペンギンのお話をします。

 いつも群れているように見えるペンギンですが、あの群れの中にリーダーはいないのだそうです。危険が迫ったときは強いボスが指示を出して全体がそれに従うのではなく、危険を察知した最初の一羽が逃げ出すことで、全体がその一羽についていってピンチを乗り切るのだそうです。「最初の一羽に従う」というのが彼らのルールなのですね。

 この習性は、海に飛び込む時にも応用されます。海には豊富にえさの魚がいますが、敵もたくさん待ちうけています。えさをとる時刻になっても、ペンギンたちは崖の上をうろうろするばかりで、なかなか海に入ろうとしません。しかし、一羽目が飛び込んだとたん、次々と後に続きます。この最初の一羽を「ファーストペンギン」というのだそうです。

 イギリスやアメリカでは、リスクを恐れずに初めてのことに挑戦する心をもつ人のことを、敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。

 みなさんの日常生活の中にも、周りの様子をうかがって行動するという場面はありますよね。

 もちろん、真っ先にやって失敗するというリスクもあります。ファーストペンギンになるか、その他大勢になるか、選択は自由です。

 でも、ここぞというときは、私もファーストペンギンになってみたいと思います。

 

 ファーストペンギンになるためには、物事を見極める目、判断力、決意、勇気が必要だなと思いました。リスクを恐れず最初に行動を起こすべき場面がきたら、みなさんはどうしますか?