こんなことがありました。
いわき市内スタディーツアー(2)~石炭産業を辿る道
エネルギーを通して「いわきのこれまでの10年と、これからの10年を考える」2年生の生徒たち。いわき市役所やFMいわき、東京大学などとの協働作業で様々な活動を行っています。
その活動の一環として、数回のスタディーツアーに出かけてエネルギー産業について学習を進めています。今回はいわき市の産業発展の基盤を作った石炭産業について学びました。
午前中の石炭化石館ほるるでの見学や体験活動の後、生徒たちが向かったのは内郷にある白水阿弥陀堂です。国宝である歴史的建造物の見学…ではなく、ここをスタートにいわゆる「石炭(すみ)の道」を歩いて、様々な石炭産業に関わる史跡を訪れるのです。
初めて石炭が見つかったという場所や発掘に尽力した先人の碑などさまざまな史跡があり、初めて歩く生徒たちも興味津々です。さらに山道に入ると、そこは手掘りだった頃に歩いて石炭を運んだ道。昔の人の苦労に想いを馳せながら、石炭の道を進みました。
約1時間ほど歩くとやがてスタート地点の白水阿弥陀堂付近に戻ってきます。もちろん今回すべての史跡を見学できたわけではありませんし、内郷地区以外にも石炭産業遺産が残る場所はまだまだあります。「もっともっとエネルギーのことを学習したい」という思いを強くして、4人は帰途につきました。この日の学習の成果も、これから制作する映像作品や3月の震災メモリアルでの発表にしっかりと役立てていきましょうね!
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