こんなことがありました。

ぴあフィルムフェスティバル in いわきセレクションが無事終了!

 3月20日(日)にいわきPITで行われた「ぴあフィルムフェスティバル in いわきセレクション」。第12回いわきポレポレ映画祭のフロージング特別企画として実施されましたが、平三中の生徒たちはこの大きなイベントで司会・進行を務めました。今回は会場の様子や公演、上映会などの様子を詳しくお伝えします。

 

 午前中に会場入りした生徒たちは、スタッフさんとの打合せの後さっそくリハーサルを行いました。校外で一般のお客様を前に司会・進行を務めるのはたいへん光栄ですが、プレッシャーも半端ありません。さらに当日になって内容が変更になったり追加される文章もあります。臨機応変に柔軟に対応しなければならないのです。

 開演前特別に上映されたのは、今回の主催であるいわき芸術文化交流館アリオスさんのYouTubeチャンネルでの公開された「周防正行監督インタビュー~心に残る15のパワーワード」。2年前に行われた取材やインタビューを23分に編集したものですが、この制作がきっかけで今回の司会・進行まで、さまざまな協働作業が実現しました。人と人とのつながりは本当にありがたいものですね。

 そして午後1時になり、映画ファンがたくさん詰めかけた会場でいよいよイベント開始。まずはぴあフィルムフェスティバルの総合ディレクターを務める荒木啓子さんの講演です。「PFFは映画監督を夢見た二十才の若者たちが始めた映画祭です」と題された講演は、1977年のスタート当初の様子から今後の展望まで、ずっと中心にいた方ならではの貴重なお話ばかりで、あっという間に時間が過ぎた60分でした。

 そしてお待ちかねの映画上映です。今回はPFF2021の入賞作品が上映されましたが、上映の前後には監督たちのトークも繰り広げました。グランプリ『ばちらぬん』を監督した東盛あいか監督準グランプリ『グッバイ!』を監督した中塚風花監督、そして審査員特別賞を受賞した『豚とふたりのコインランドリー』を監督した蘇 鈺淳監督は、いずれも20代の若い才能あふれるみなさんです。映画の背景や込めた想いはもちろん、中学生へのメッセージも寄せてくださいました。監督たちからのメッセージを受けとめて、これからの進路実現の役に立ててほしいものですね。

  

 最後にエンタテインメント賞と映画ファン賞を受賞した『愛ちゃん物語♡』の上映ですべてのプログラムが終了しましたが、エンディング後にいわきPITを運営してきたチームスマイルのみなさんが登壇。2015年にオープンしたいわきPITは、「こころの復興」と「支援・活動の継続性」を目的に設立されたものですが、運営を行ってきたチームスマイルとしての活動は3月末で終了となります。震災以来「つなげよう、感動。つながろう、東北の笑顔」をスローガンにいわきで様々な活動を企画・運営してきたチームスマイルみなさんに、平三中の生徒たちから花束を贈呈させていただきました。みなさん、本当にありがとうございました!