こんなことがありました。

小山 実稚恵さんによる芸術鑑賞教室(3)~3年生編~

 12月6日(火)にいわき芸術文化交流館アリオスの音楽小ホールで行われた、小山 実稚恵さんによるピアノ・コンサート。 体育館が改修中で使用できないために今年度の実施方法を模索していた去年の今頃、アリオスさんのご厚意そして小山さんのご快諾で決定した芸術鑑賞教室です。14時からはこの日3回目となる3年生対象の公演が行われました。

 日本を代表するピアニストである小山さんがわざわざ平三中生のためにいわきを訪れることになったのは、昨年11月に小山さんが主催する「こどもの夢ひろば "ボレロ" コンサート」取材のために仙台市を訪れ、インタビューそして映像制作を行ったことがきっかけです。そのエピソードが冒頭に紹介されて始まったコンサートは、小山さんとの絆が感じられる特別な時間となりました。 

 予定されていた7曲が終了し、生徒たちからの鳴り止まぬ拍手に再びステージに登場した小山さん。何と予定外のアンコールに応えてくださいました。曲はベートーヴェンの「エリーゼのために」。誰もが知る有名曲ですが、演奏前の小山さんからのひと言に胸を打たれました。「『エリーゼのために』を平第三中学校3年生のために…」

 今回のコンサートが実現するきっかけを作った生徒からのお礼の言葉そして花束の贈呈に、笑顔で応える小山さん。「音楽は一期一会」…この日何度も小山さんが話した言葉の意味をしっかりとかみしめて、これからの生活が豊かになることを期待したいと思います。

 小山さん、調律師の杉浦さん、そして実現のために1年前からお骨折りいただいたいわき芸術文化交流館アリオスのみなさん、本当にありがとうございました!