こんなことがありました。

パナソニックKWN映像コンクールを終えて(5)市長に報告

 修了式のこの日、キャリア教育推進委員会の生徒たちは大忙し。11時30分からいわき市役所東分庁舎で選挙啓発動画の撮影(後日詳しくご報告します)を行い、14時45分からはいわき市役所で清水敏男市長にパナソニックKWN日本映像コンクールでの3冠を報告しました。

 まずは今回のコンクールの概要などを説明した後、受賞作品の「2030年エネルギーの旅」を視聴。いわき市としても重点的に取り組んでいるエネルギー政策ですが、中学生の視点でエネルギーについて考えたことや、実際に現場に足を運んで感じた思いなどを報告しました

 懇談でも堂々とした受け答えを見せる生徒たち。8か月の経験、そして活動を通して得た自信が大きな成長に結びついたようです。今回の受賞報告でいったんこのメンバーとしての映像制作活動は終了ですが、最上級生に進級した5人が学級や生徒会、そして部活動などでさらなる活躍を見せてくれることを今から楽しみにしていますよ!

 そして最後に紹介するのは、最優秀作品賞のゴールドの盾を持っている菅野藍彩さんの感想です。今回の作品ではナレーションを務め、まさに作品の声として多くの人にメッセージを伝えた藍彩さん。市長への報告を終えて新聞社さんから取材を受けた際も、作品に込めた願いを自分の言葉で語っていました。1年時の夏にはNHK杯放送コンテストのアナウンス部門で全国大会出場を果たした藍彩さんは、放送常任委員会でも副委員長として活躍する誰もが憧れる存在です。いよいよ中学校最終年となる4月以降も、持ち前の高い技術で平三中の放送をリードしていってくださいね!

 今回はとても貴重な体験をさせていただきました。制作に約8か月かかりましたが、県内各地の再生可能エネルギーの施設を訪れて思ったことがひとつあります。それは「イメージだけで物事を終わらせるのではなく、自分の目で実際に見て確かめる」ということです。

 私は今まで再生可能エネルギーは、私たちの身近にはない、あまり関わりのないことだと思っていました。しかし福島県内にはたくさんの施設があり、とても驚きました。また、最初は北九州に行く予定もありましたが、コロナの影響で行けなくなってしまいました。しかしそのぶん県外ではなく県内の施設を訪れたので、むしろとても身近に感じることができたのだと思います。

 これらの成果が評価されて、「ベスト未来探究賞」「パナソニック社員賞」そして「最優秀作品賞」という3つの賞をいただき感謝しています。本当にありがとうございました。これからもまだまだたくさんのエネルギー施設を自分の目で見てみたいです!