こんなことがありました。

令和2年度修了式の日

 全校放送という形にはなりましたが、令和2年度の修了式を行いました。

 今年度は新型コロナウイルスの影響で、最後まで全校生徒が一堂に会した集会・式典等は実施できませんでした。放送で行われることが日常となってしまっているのは悲しいことです。放送により教室で行っているため、修了式における校歌斉唱も「校歌静聴」となりました。ただし、代表生徒の態度や発表内容は非常に立派で、1年間の締めくくりに相応しい式となりました。

【修了証書授与】

 1学年185名の代表生徒に授与されました。

 2学年193名の代表生徒に授与されました。

 

【校長式辞】

 まず、無事卒業式が挙行できたことについて在校生へのお礼の言葉がありました。そして、新型コロナウイルスの影響により様々な制約があるなか、前向きに学校生活を送り、たくましく成長したことに敬意を表すること、それそれ進級した立場で平三中の新たな伝統を築いてほしいことが述べられました。最後のお言葉は『健康に勝る宝なし』です。

 

【各学年代表のことば】*各学年代表とも、たいへん立派な発表でした。

1学年代表

 「私たちの中学校生活のスタートは、新型コロナウイルスの影響で、入学後すぐに休校になってしまいました。そのため、なかなか中学校の生活リズムがつかめず、学校再開後も授業や部活動、学校行事など、様々な制約のある生活を余儀なくされました。思い描いていた学校生活とのギャップに心や体の調子を崩してしまう友だちも少なくありませんでした。それでも、2学期に入ると先輩や先生方に支えられ、徐々に学校生活にも慣れてきました。学級の係活動や常任委員会の活動の方法を覚え、しっかりと取り組めるようになりました。また、体育祭や合唱コンクールなどの学校行事では、クラスメイトと協力し合って練習に励み、団結力を高めることができました。 (中略) 4月からは、いよいよ2年生となります。中堅学年として3年生の先輩方をサポートするとともに、新入生の良い手本となれるよう自覚と責任の気持ちを強くもって学校生活を送りたいと思います。」 

 

2学年代表

 「この1年間は新型コロナウイルスの影響で、4月に学校が始まったと思ったら休校になったり、遠足ななくなってしまったりと、例年とは違ってイレギュラーが多くありました。そんな中でも体育祭、合唱コンクール、市中体連、新人戦を行うことができて嬉しく思うと同時に、そういった場を用意してくださった先生方や保護者の方々、そして共に頑張った友人には感謝の気持ちでいっぱいです。コロナウイルスの影響でできなくなってしまった行事等もあり、「かわいそう」などという声があったのですが、そんな中だからこそ命の大切さやルールを守る大切さなどを学ぶことができました。それが私たちの一番の思い出です。2年生全体としては、落ち着きがなくて先生方にご指導をいただくことが多くありました。全体での指導を各自が自分事と受け止めることが大切だと思います。また、互いに注意し合うことのできる人間関係を築くことも、生活をより良くするために大切だと思っています。来年度は、最上級生として私たちが中心となって活動していきます。今年度の失敗を繰り返すことなく、1・2年生から尊敬される先輩になりたいと思います。三中の伝統というバトンを先輩方から受け継ぎ、大きく花を咲かせたいと思います。」

 

 このあと、生徒指導主事から学校生活全体を振り返っての話がありました。まずは、コロナ禍のなか全員が良く辛抱してきたことを褒めました。そして、小さなトラブル等はあったものの、子どもたちが皆、素直で、謙虚な気持ちをもち、前向きに学校生活を送ってきたことを賞賛しました。

 明日から学年末・学年始めの休業日となりますが、充実した毎日を過ごすとともに、新たな目標と希望をもって4月からの新年度をスタートすることを願っています。