こんなことがありました。

いわき光のさくらまつり点灯式会場で「絆」を確認

 オンラインで行われた「チャリティ・ムービー・プロジェクト」の広報イベントで司会の大役を務めた2年生チームの3人。長時間の活動で疲れもあったはずですが、片付けを済ませると急いでいわき駅前へと向かいました。というのも、12月5日(土)は冬の駅前を彩る「いわき光のさくらまつり」の開始日だったのです。

 平三中は4年連続で点灯式に参加していて、駅前のペデストリアンデッキで華やかに行われる点灯式で進行を務めたり、吹奏楽部が演奏で盛り上げたりしていました。しかし今年は感染症予防のために、点灯式は行われたもののいっさい告知はなく、とても質素なものでした。しかし昨年ボランティアでペットボトルでのランタン作りのお手伝いをした生徒をはじめ、3人は「ぜひ行きたい!」「今年も自分たちの目で見届けたい!」と、とにかく駅前に行くことにしたのです。

 するとそこには、昨年の参加を覚えていてくれたいわき青年会議所のみなさんや、一昨年点灯式の司会を務めた平三中の卒業生、そして翌日広野町で行われる活動の主催者で去年は学校で講演会も行ってくださったハッピーロードネットの西本さんなど、今までいっしょに活動してきたみなさんと再会を果たすことができたのです!これまでのコロナ禍での互いの状況を案じながらも、震災から10年の区切りに向けて再びみなさんと活動をともにすることを誓った生徒たち。「学校を飛び出して社会の中でこそ学べることもある」のだと、改めて実感した一日となりました。