こんなことがありました。

映像制作活動を3元中継でご報告します!

 芸術の秋音楽ということで、合唱コンクールの準備も大詰めの10月下旬。〆切りが迫る映像制作もいよいよ佳境に入ってきました。部活動がなかったこの日は、3つのグループがそれぞれの活動を3か所で実施しました。今回はその様子をご紹介します。

 まずはNPO法人日本クリニクラウン協会さんを支援している2年生3人のグループ。この日はイントロパート15秒の撮影を自分たちの教室で行いました。画面に映し出すイラストの仕上げを行ってから撮影開始。元気印の3人は数テイクで作業が終了して、これで2年生チームは後日晴天のもとで実施するエンディング20秒の撮影を残すのみとなりました。

 その頃 図書室では、昨年から映像制作に携わっている2年生がパナソニックさん主催の講習会にウェブで参加NHK全国中学校放送コンテストやいわき市選挙管理委員会さんとの選挙啓発動画など様々な映像制作経験を持つだけに、大阪在住の講師の方からもすぐに役立つ実践的なアドバイスをいただいたようです。 

 そしてこの日もっとも多くの活動をこなしたのは、NPO法人多摩草むらの会さんを支援している、1年生チームの5人です。台本の練り直しを行ったために撮影はこの日が初めて。遅れを取り戻そうと、5人がそれぞれの持ち味を出して作業を進めました。

 まずは放送室で撮影に使用するフリップ(説明用の文字やイラストのボード)作り。初めは単に多摩草むらの会さんの事業所名を書いただけのイメージでしたが、ここで美術部の生徒が大活躍。レタリングやイラストを短時間で仕上げたばかりか、その下書きには細かい色指定が! 選挙啓発ポスターで1年生ながら最優秀賞を取った実力の一端を見ることができました。

 フリップの準備ができたら自分たちの教室に移動して、エンディング映像の撮影です。長いセリフの生徒のためには、他の生徒がカンペを作ってしっかりサポート。チームワークも素晴らしいですね!

 まだまだ作業は終わりません。再び放送室に戻って、プレスコ(プレスコアリングの略。アフレコとは逆に音声を先に録音して後から映像を撮影して合わせる手法です)を行いました。というのも、次回はメインの長いパートの撮影があるのですが、教室でのドラマ仕立てにすることから、編集時の音の不自然さをなくすためにセリフを別録りで行う必要があるのです。しかし、ここまで様々な作業をして疲れもあるのかNGを連発(笑)。それでもお互いに励まし合って、何とか録音を終えました。

 さあ、いよいよ大詰めです。10月30日(金)の作品提出に向けて、残りわずかな時間を有効に使っていきましょう。お疲れさまでした!