こんなことがありました。

制作中!「2030年エネルギーの旅」~プレスコ

 キャリア教育の一環として平三中の2年生が取り組んできた「エネルギーを通して考える 故郷いわきのこれまでの10年とこれからの10年」プロジェクト。7月の東京大学講演会、9月の東京大学出前講座、市内はもちろん県内各地を巡ったスタディーツアー、月に一度のFMいわき出演…と活動を重ねてきましたが、いよいよまとめの時期となりました。最終的なゴールは東日本大震災からちょうど10年が経った3月11日に行われる全国に向けての発表会ですが、5分間の映像作品にまとめる作業も行っています。今回紹介するのは、30秒のイントロ動画のための録音風景です。

 本編とは別に制作するこのパートのために取材で訪れた様々な場所で映像の撮影を行いましたが、屋外での撮影だと風やまわりの音の影響でセリフはとても聞き取りづらくなります。また音量や音質にもばらつきが出てしまいます。そこで実施したのがプレスコアリング(プレスコ)と呼ばれる事前録音。あらかじめ録音したセリフに合わせて、後で口パクで話している様子を撮影するという計画です。生徒たちがチャレンジしたのは何とラップ!リズムを合わせるのはたいへんですが、みんなノリノリで録音に臨みました。

 また、番組の概要を伝えるナレーションのパートも録音しました。後日そのシーンの撮影を四倉海岸で行いましたが、何度も何度もくり返し練習したおかげで、スピードもピッチもプレスコの音声とピッタリ!さすがですね。

 こうしてプレスコを済ませてから屋外での撮影や取材に出かけた生徒たち。完成した30秒の紹介動画をイメージしているおかげで、撮影も実にスムーズでした。しかし作品完成まではまだまだ長い道のりが待っています。完成に至るまでの生徒たちの作業の様子は次回以降ご紹介します。